鼻ぺちゃ犬は要注意です

こんにちは、動物病院 京都 獣医師 尾関康江です。
当院は北区の西大路通りに面した場所にあります。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。コロナウイルス感染症で大変ではございますが、少しでもわんちゃんのことをお伝え出来ないかと、今回は短頭種気道症候群というこれから暑くなる夏場で、よく診られる呼吸器の病気について書きたいと思います。

短頭種というのは、マズルが短く、頭部に丸みのある、両眼の位置が離れているわんちゃんのことを指します。ブルドック、パグ、ボストンテリア、シーズーが典型ですが、チンチラやマンチカンなどの猫ちゃんも含まれます。

特徴として
① 鼻の孔が小さい、またはほとんど見えない
空気を吸う通り道がないために、口を開けて呼吸をしたり、鼻先が常に湿っています

 

 

 

② 軟口蓋が長い
軟口蓋とは、口の中の奥の天井(上あご)の部分です。舌で上あごを触ると柔らかい部分があると思いますが、その部分が長いのです。 長いことで吸った空気が気管に入りずらく、“がーがー”と音がなります。ひどくなると喉が腫れ上がってしまいます。

③ 喉頭小嚢、喉頭虚脱
少し難しい名前ですが、のどの奥にある組織が他の子達に比べて余剰になったり、腫れあがっています。 

これらの体の特徴が原因で生じる呼吸が苦しい状態を手術によって改善することができます。

どれくらい楽に出来るのでしょうか? がーがーいう呼吸の音が完全になくなることはないですが、すーすーというくらい小さくなり、いびきもかきづらくなります。また、他のわんちゃんと同じくらい運動もできるようになりますよ。

成功率はどれくらいなのでしょうか? 文献上は90%以上と言われております。当院で外科手術を受けたわんちゃんの8、9割の子達は再発なく機嫌よく過ごしてくれています。
うちの子の呼吸大丈夫かしら?手術可能かな?などご心配ごとがありましたら、是非一度診察に来られて下さい。
手術の内容はまた次回、お伝えしますね。最後まで読んで下さりありがとうございました。

動物病院 京都
獣医師 尾関康江

前十字靭帯断裂、TPLO

前十字靭帯とは、膝の中にある靭帯の一つです。前十字靭帯は、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)に付着していて、歩くときに脛骨が前にズレないように後ろへ引っ張る働きがあります。そのため、前十字靭帯が完全に断裂(切れてしまうこと)してしまうと歩くたびに脛骨が前へズレて痛みが生じてしまい、足を着けなくなってしまします。

ヒトは、激しい動きをするスポーツ(バスケットボール、サッカーなど)中に前十字靭帯を断裂することが多いです。一方、イヌは特に激しく動くことがなくても、普通の日常生活を送っているだけで断裂してしまいます。その原因の一つにイヌの骨格の要因が考えられています。

TPLO(脛骨高平部水平化骨切り術)は、骨格を作り変えることで前十字靭帯が機能を失っていても歩くことができるようにする手術です。

術前
 

術後
 

術前は前十字靭帯が完全に切れてしまっているため、脛骨が前へ出ている状態でしたが、術後は脛骨が正常な位置へ戻っているのがわかると思います。(赤い線が脛骨の一番後ろのラインです)

前十字靭帯の手術には、他にも人工靭帯を使った関節外法などの手術があります。現在、犬では前十字靭帯の手術の中で、TPLOがもっとも術後の機能回復が良いと言われています。

前十字靭帯断裂の初期の頃は、症状がほとんどなく、症状があったとしても安静にしていれば2−3日で治ってしまうことが多いです。そのため前十字靭帯が完全に切れてしまうまで気づかないことが多々あります。そのため、少しでも歩き方がおかしいなと思ったら、すぐに動物病院へ相談されることをおすすめします。

動物病院 京都
獣医師 木村亮太

橈尺骨の骨折

橈骨と尺骨は、前肢の手根関節(手首)と肘関節の間にある骨です。橈骨と尺骨の骨折は、小型犬で多く発生し、橈骨、尺骨とも同時に骨折する場合がほとんどです。地面に前肢を着くことで生じた荷重は、手根関節を介して橈骨と尺骨に伝達されます。その荷重のほとんどは橈骨が支えており、尺骨は骨端部(骨の端)で荷重を少し支えている程度です。このため、橈骨と尺骨の骨折の治療は橈骨を治癒させることが目的になります。

治療法には、外固定、外科療法(手術)があります。治療法は、骨折の種類、患者の状態、ご家族の意向などを総合的に判断して決定していきます。多くの場合、犬や猫の骨折の治療には手術が必要になります。当院では、橈骨と尺骨の骨折の手術にはプレート固定を行うことが多いです。どの手術方法で行っても、10%くらいの確率で様々な合併症(手術における不都合な出来事)が起こると報告されています。

プレート固定で治療した症例

術前
  

手術直後
  

術後1ヶ月
 

この症例では、術後1ヶ月で骨の癒合(くっついている状態)が認められました。通常は1−3ヶ月で骨は癒合してきます。橈尺骨の骨折は、トイプードル、チワワ、ポメラニアン、ヨークシャテリア、パピヨン、マルチーズ、イタリアン・グレーハウンドなどの小型犬で多く発生します。そのほとんどは、高所からの落下が原因です。小型犬のいるご家庭では、できるだけ高いところに登らせないように注意しましょう。

動物病院 京都
獣医師 木村亮太

ねこの病院 院長交代のお知らせ

こんにちは。動物病院京都、ねこの病院 院長の谷田美和子です。 
2020年4月、前院長の園田祐三(現代表)よりねこの病院院長を引き継ぎいたしました。 
私は2016年11月のねこの病院開院当初から診察に携わってきました。 

 ねこの病院ではデリケートな猫ちゃんに配慮し、通院ストレスを少しでも緩和できるような環境づくりと診察を心がけています 
私も自宅で1匹の三毛猫、実家に3匹の猫が暮らしており、とくに診察の時が飼い主様と猫ちゃんにとって最大の緊張の瞬間だと実感しています。 
猫ちゃんは常に「獣医師や看護師、そして何よりも飼い主様の表情・声・動作」を観察してます。そして、そこから診察室やスタッフが自分にとって安全なのか危険なのかを見極めています。 
そのため、猫ちゃんだけでなく飼い主様にも安心していただけるように、皆様の猫ちゃんの個性に合った診察や治療スタイルを日々目指しております。 

 ねこの病院に携わるスタッフ全員が、飼い主様と猫ちゃんの幸せな生活のためにより一層努力してまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 

本院にご来院いただいている飼い主様へ
診察の中で、「今後、本院では診察しないの?」というありがたいご質問を頂く機会が多く、大変嬉しく思っております。
この度、突然の発表であったため、驚かれると同時に不安に思われたかもしれません。
今後、本院での勤務も週数日は予定しております。
また、診察のご都合が合わない場合も本院の獣医師と連携をとりサポートさせていただきますのでご安心ください。
皆様と動物さんたちが幸せに生活できるように、本院およびねこの病院ともに努力してまいります。


 動物病院 京都
ねこの病院 院長 谷田美和子 

 

 

本院 院長交代のお知らせ

こんにちは。動物病院京都本院 院長の坂口 邦彦と申します。
2020年4月1日から院長職を引き継ぎ致しました。

本院が位置する京都市北区をはじめ、隣接する上京区・右京区だけでなく京都市外からも多くの飼い主様に来院頂いており、かかりつけ医として信頼して頂いていること心から嬉しく思っています。

私自身この仕事に長く携わる中で、「飼い主様それぞれで考え方も異なり、どういう風に治療していくのが一番正しいのか、という問いに正解はないのだな」強く感じるようになりました。私は飼い主様とよく話し合って、皆様の心に寄り添った個々の正解を探していけたらと思っています。

当院では獣医師が複数在籍いるので、自分の担当医が不在の場合にちゃんと診てもらえるかな、と不安になられるかもしれませんが、私たちはしっかりと情報共有を実施し、チーム医療に取り組んでいますのでご安心して来院ください。

皆様にあった最善の医療を提供するため、様々な分野の学会に所属し、最新の知見を常に吸収し続けており、地域の動物医療に貢献できるようにこれからも努めてまいります。
病気のときだけでなく、ちょっとした健康相談やしつけ、トリミングなど元気な時にも気軽に足を運んでもらえる病院であれるようにしていきますので、スタッフ一同と共にどうぞよろしくお願いいたします。

動物病院京都
院長 坂口邦彦

京都動物医療センタービルについて

こんにちは。
動物病院京都 園田祐三です。

本日は、京都動物医療センターについてのご紹介です。


京都動物医療センターは、当グループと京都市獣医師会所属の動物病院がコラボして、京都市中京区御所南エリアに2020年4月1日に開院致しました。

京都動物医療センターは少し、わかりにくいのですが、京都動物医療センタービル内にあります。
【京都動物医療センタービル】
1F:受付 および CT80列/MRI装置
2F:御所南動物クリニック(まちの動物のお医者さん)
3F:京都動物医療センター(専門診療動物病院)
4F:ニューロベッツ(動物神経科クリニック)
5F:トリミングサロン LALA および セミナールーム
6F:事務局

HP:https://animal.kyoto/

地域の皆様に、なんでも診察でき、すべてを解決できる動物病院としての役割をはたすべく設立しました。
設備としては、当日即結果が出る血液検査、レントゲン検査はもちろん、京都府最新のMRI装置や、京都市初の無麻酔CT80列装置などがあります。
また、京都初となる呼吸器科・画像診断科・眼科・整形外科などの専門科を開設しています。

2Fの御所南動物クリニックは紹介状などなく、診察しています。3Fの京都動物医療センターは、獣医師からの紹介状が必須の動物二次診療クリニックです。

色々な科があるので、次回以降にさらに様々なご紹介をしていければと思います。

京都動物医療センタービル 案内図(GoogleMAP)
 

 

 

動物病院 京都
獣医師 園田祐三

初投稿です。

初めまして、2020年4月より動物病院京都 本院で勤務しています木村亮太と申します。まずは簡単に自己紹介をさせて頂きたいと思います。

2007年 大阪府立大学 農学部 獣医学科 卒業

2007年 獣医教育先端技術研究所(iVEAT) インターン

2008年 藤井寺動物病院・動物人工関節センター 勤務医

2011年 テネシー大学公式認定CCRP(Certified Canine Rehabilitation Practitioner)取得

2014年 藤井寺動物病院・動物人工関節センター 副院長

2019年 大阪府立大学 生命環境科学研究科 博士課程 入学

2020年 動物病院京都 本院 勤務医

      京都動物医療センター 整形外科担当

略歴を見ておわかりの通り、園田、坂口とは大学の同期です。大学を卒業後、iVEATにてアメリカ獣医放射線学会認定専門医の宮林孝仁先生のもとで画像診断(主にレントゲン検査、超音波検査、CT検査)を中心に診察を行っていました。その後は、藤井寺動物病院・動物人工関節センターにて一次診療を行いながら、二次診療にて整形外科、軟部外科、内視鏡外科(腹腔鏡、胸腔鏡)、リハビリテーションなどを担当してきました。

今後は私の専門分野である整形外科(骨折、前十字靭帯断裂/TPLOなど)や画像診断、内視鏡外科などについて色々とご紹介させて頂く予定です。

動物やそのご家族に少しでも笑顔になっていただけるように頑張りますのでよろしくお願い致します。

動物病院 京都
獣医師 木村亮太

 

 

久しぶりのブログ更新です。

こんにちは。
動物病院 京都グループ代表の園田祐三です。

2020年4月より、動物病院京都 本院およびねこの病院 院長より、動物病院京都 代表に就任致しました。
本院 院長は、私の大学の同期であり動物病院京都開業当初より診療を一緒にしてきた、当院副院長 坂口邦彦が就任致します。
ねこの病院 院長は、誰よりもねこ好きな当院獣医師 谷田美和子が就任致します。
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まずはじめに、よく聞かれるご質問のお答えからです。
Q.「先生は、もう診察しないのですか?」
A.「診察致します!」
(月曜日or火曜日の午前中に診察を継続する予定です。)
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2020年4月1日から本院、ねこの病院、西京桂院に続き、京都市中京区に開業させて頂いた京都動物医療センターでは、日曜日診察を担当させて頂いております。
京都動物医療センターでは、診察の獣医師のご指名・ご希望をお聞きしておりませんが、皮膚科に関しては私およびアトピー専門医の獣医師向坂が診察をしております。

これまで以上に、グループ全体でよりよい診察を皆様にお届けできるように、獅子奮迅してまいりたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

動物病院 京都グループ
代表 獣医師 園田祐三