文庫「猫といっしょにいるだけで」

こんにちは、事務担当の寺林です。

2020年8月25日の今日は少しだけ、うん、ほんのちょっとだけ、暑さが和らぎましたね。

 

前々回は「猫のための家づくり」という本について書きましたが、今回は猫と過ごすほんわかとした日常を書いたエッセイ文庫について書きます。

 

タイトルは「猫といっしょにいるだけで」。

 

 

話の内容は、超スーパーザックリ手短に書くと、

  • 作者とその母が、生まれたばかりの子猫5匹とその母猫1匹を保護
  • 最初は飼う気がなかったのに、覚悟を決めて飼い始め、そのうち子猫4匹はもらわれる
  • 残る母猫の”ミミ”そして子猫の”太郎”の2匹とモフモフの生活を過ごす

という、よくありそうな物語です。よくありそうな物語なのですが、急いで全力読んだ方がいいです、京都市図書館なら2020/08/25 16:50現在2冊貸出在庫あります。

 

この本の素敵なところは、作者が元記者からのエッセイストという経歴もあるのか、猫がいる日常の小さな笑いや温もりを、読んでいる自分がまるでそこにいるかのように味わえるところです。出て来るのはほんとに普通のシーンなのですけどね、「クスッ」と笑えるポイント満載です。

 

いくつか文を拾ってみます。

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しっぽは私たちの手と同じだった。ミミは甘えたい時、体を何度もすり付けて、しっぽを私の腕に絡ませるし、そばを通る時、挨拶代わりに、しっぽでポンと私の肩を叩いて行ったりする。太郎も母にかまって欲しい時、テレビを見ている母の目の前をわざと横切って、長いしっぽの先で母の鼻の下をスルーッとなでる。

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作者は当初は「猫と会話できるわけがない」と思っていたようですが、猫が全身を使って表情たっぷりに語っていることに次第に気づいていきます。猫を飼っている飼い主の皆さんは、自分の子はどんな挨拶、構ってアピールしますか?

 

個人的に面白かったのは、子猫の太郎がダイソンの掃除機にビビリまくったままな様子に対して、

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母「男なんだし、厳しく鍛えたほうがいいんじゃないかね」

作者「(一部省略) これが太郎なんだから」

母「いいのかね〜、このまま甘やかしてて」

作者「いいんだよ。どんなに甘やかしたって、大麻や覚せい剤はやらないもの」

母「……まあ、そうだね。大麻や覚せい剤はやらないね」

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って会話しているところ。母は納得している模様で、母娘の口論は無事回避された様子です(笑)

 

 

猫好きの方はもちろん、猫飼ったことが無い方でも楽しめるものなので、ぜひ読んで妄想モフモフしていただけると幸いです。なお、本院本棚に明日26日から1冊置きますので、診察待ちの時などにどうぞ!