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猫のフィラリア症について

2017.04.09

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こんにちは。
京都市北区にある動物病院 京都 獣医師の 坂口邦彦です。
当院は、京都市北区、右京区、上京区の区境の西大路通り沿いにあります。また、最近では、上京区に新たに、ねこ専門病院である、動物病院 京都 ねこの病院を開院いたしました。

暦では春となり、肌寒い中にもぽかぽかした陽気が照ってきましたね。フィラリア予防や狂犬病ワクチン接種など予防のシーズンになりました。

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フィラリア症(糸状虫症)と言えば犬の予防と思っている方は多いと思います。最近では犬のフィラリア症予防は広く浸透し、感染率は過去に比べてかなり下がって来てくれています。

では、猫の感染率はどうなのでしょうか。

犬糸状虫の最終の宿主は犬で、猫は感染幼虫に抵抗性を持っていたり、感染猫は感染犬と比べて成虫の数が少なく、感染猫での成虫の寿命も短いなどの理由から、猫の感染率はその地域の犬の感染率の10-20%と言われてきました。しかし、この数値は実際の感染率より低く見積もられていると、今では考えられています。犬に比べて予防薬が投与されていることが少ない猫ではいつの間にか感染してしまっていて、症状が突然でてくるということがあります。
猫に犬フィラリアが感染すると、心臓だけでなく、脳に迷入することもあります。症状としては、発咳や運動したがらない、場合によっては痙攣発作などを生じることがあります。

他の病気でもそうですが、猫は症状に現れにくいので、予防が何よりも肝心です。
当院近くにお住いの猫さんでの感染も実際に確認していますので注意が必要です。

フィラリア症はノミ・ダニ予防とあわせたお薬で投薬でき、1ヶ月に1回の予防でほぼ防ぐことが出来ます。予防されていない猫さんは一度、フィラリアの抗原検査(血液検査)を行ってからお薬の処方を行いますのでご来院のうえ、ご気軽に相談下さい。

 

動物病院 京都 
獣医師 坂口邦彦

 

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