2017.04.16
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こんにちは。動物病院 京都、獣医師の谷田美和子です。
今年は人生初のインフルエンザにも感染してしまい、皆さまにはご迷惑をおかけしました。
2月に作成したブログをアップ出来ていなかったので、4月になってしまったのですが、アップさせて頂きます。今回はわんちゃんの散歩 飛びつき編です。
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今回は「わんちゃんのしつけ」のお話をさせていただきます。
取り上げるのは『飛びつき』です。
困っていらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
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小型犬さんだと、ぴょんぴょんしている姿が可愛い!となるかもしれません。
ほとんどのわんちゃんが、嬉しくて飛びついているケースが多いので
一方、こんな問題も…
①来客の方の洋服を汚してしまった
②小さい子をびっくりさせてしまった
③関節や腰を痛めてしまった
などなど
ここからは、実際に谷田が実践した方法をお伝えします。
飛びつきをやめさせたい!と思っている方は参考にしていただけると幸いです。
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名前:谷田 ころ助(4歳、男の子)
種類:Mong(雑種)
体重:約17kg →飛びつくだけで、怪我をさせる可能性ありの体格
諸事情により、以前の飼い主さんが手放され谷田家の一員に。谷田が大学生の時のお話です。
残念ながら、適切なしつけ等はされていませんでした。
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私が出会ったときには
「散歩に行く前、家族の帰宅時に興奮して飛びつくことが当たり前」になっていました。
私は身長が低く(病院に来ていただいている方はご存知かと思いますが)、
不意打ちで、17kgもあるわんちゃんに飛びつかれるとフラッとします。
とにかく力が強いので、怪我をしないとは言い切れません。
そこで、「飛びつき改善トレーニング」を実施しました。
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【散歩前の飛びつき】
・散歩の時間帯になるとそわそわするのであえて無視。
落ち着いた頃にこちらから行こうと誘います。
・リードを見ると大喜びで飛びつく。
飛びついたらリードをおき、一旦離れて無視。
散歩にいけなくなることを伝えます。
私はわざと「はぁ~(落ち着いたら行けるのにな~)」とため息をこぼしてみました。
・落ち着いてきたら「おすわり、待て」のコマンドを出してリードを付ける。
近づいた時に立ったらまた無視をする。
とにかくこの3ステップの繰り返しです。
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すると次第に
「この人には、飛びつきは通用しないな~」と学習してきたのか
しだいにその行動が減ってきました。
母も協力してくれて私がいない期間も行ってくれましたが、落ち着くまでに
約2,3ヶ月くらいかかったかと記憶しています。
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すごく長期間かかっている!と思われる方がいらっしゃるかと思いますが、
成犬でのしつけの場合、今まで培ってきたものを変えていくのですから、長期戦と思っていただくほうがよいと思います。
そして、ころ助くんの散歩時飛びつきを軽減するためにこれだけの時間を要した理由はまだあります。
「家族全員が同じ行動を取っていなかったこと」がその要因です。
母と私は先程述べた方法を実施していましたが、父が実践してくれませんでした。
やはり、家族全員が同じ行動を取るほうがわんちゃんにもわかりやすく、
より早く習得できます。
その証拠か、ころ助くんは母や私に対しては飛びつきはほぼありませんが、父には飛びつくのです。
完全に「人」を見て行動しています。頭が良いですね…。
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「散歩前の飛びつき」にお悩みの方はぜひ試してみて下さい。
今回紹介した方法は、数あるわんちゃんのトレーニング方法の中の1つです。
わんちゃんごとに合ったやり方を使用するべきですので、
うまくいかない、やり方がわからないなどあればお気軽に当院までご相談下さい。
動物病院 京都
獣医師 谷田美和子
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