2017.08.06
こんにちは。
動物病院 京都、獣医師の谷田美和子です。
前回のトイレのお話、少しは皆さまのお役に立てたでしょうか?
前回に引き続き、今回もトイレのしつけに関してです。
ケース2 「そこで排泄したくないのです…」
???どういうこと???
という様な印象ですね。
わかりやすく、まずはイラストでご説明します。
あるわんちゃんの樣子です。
注目はケージの中です。
「え?うちもこんな感じですが…
トイレは出来ているし何が問題なのでしょうか?」
という方もいらっしゃるかもしれません。
トイレが出来ているわんちゃんは、「トイレシート=トイレ」の認識がされているということです。
素晴らしい!
一方、このケースで失敗する場合の原因の一つに、
人に置き換えると、このような感じです。
布団の隣に、何の仕切りもなく便器が置いてある。
なんともシュールですね… 作成していて思いましたが…
この状況で「トイレはこっち」と言われているということです。
なんだか嫌じゃありませんか?
というのも、わんちゃんは本来、寝床から離れた場所で排泄することを好みます。
その為、寝床とトイレを区切ってあげる(大きなケージでセパレートタイプのもの、トイレ用の別のケージを用意する)といったことが有効となる可能性があります。
ご参考にして下さい。
次回はトイレのしつけの最終回です。
当院では8月19日(土)にパピークラスの開催を予定しています。
詳細はパピークラス新規募集の案内を御覧ください。
動物病院 京都
獣医師 谷田美和子