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かゆみのある湿疹?膿皮症かも 2017年8月

2017.08.06

こんにちは。

動物病院 京都、獣医師の吉田昌平です。

当院は、京都市北区、右京区、上京区の区境の西大路通り沿いにあります。

 

今年は通り雨(ゲリラ豪雨?)も多く、雷に困っているワンちゃん、猫ちゃんも多いのではないでしょうか?(なぜか、ワンちゃんの方が圧倒的に怖がりな子が多い気がします)

 

さて、今日は、皮膚トラブルについてお話しようと思います。

皮膚のかゆみで来院される患者さん(ワンちゃん)で、一番多い原因が、膿皮症と言われています。

 

 

では、どんな特徴があるのでしょうか?

・表皮小環
表皮をよく観察すると、落屑(フケ)が見えると思います。丸く、環状に剥がれていくのも特徴的です。

・紅斑
病変は中央から、辺縁(はしっこ)に向かって、移動するため、赤みもそれに伴っていることもよくあります。

・脱毛班
病変の中央部分の毛が抜けることもあります。

 

皮膚の検査として、皮膚スタンプ検査(スライドガラスで皮膚病変をぺたぺたします)があります。

 

その他、寄生虫(ニキビダニや疥癬)などのチェックで、抜毛検査、皮膚掻爬検査などを確認します。

 

また、ノミダニ対策も非常に大事です。

 

それでも治らない子!!

食物アレルギー、アトピー、脂漏症、クッシング症候群、糖尿病、肝臓病、クッシング症候群、甲状腺機能低下など、他の病気も要注意です!!このあたりについては、またの機会に書いていこうと思います。

 

痒みがちょっとでも改善できる一助になればと思います。

 

動物病院 京都
獣医師 吉田昌平

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