2021.04.04
スタッフブログ
こんにちは動物看護師の郡 雅樹です。
4月になり動物病院 京都には新たに動物看護師が4人も入ってきました!
新しい動物看護師の紹介はまた別のブログにてさせていただきます。
ここからは本題に入りまして、4月になって気温も暖かくなってきましたね。
気温が上がり始める4月から秋の10月ごろあたりまでは蚊が良く見かけると思います。
蚊といえば人や動物の血液を吸う生き物ですが、
実は吸血と同時に病気や寄生虫を人や動物の体内に送り込むことがあります。
蚊によって感染する寄生虫で有名なものは
「フィラリア」があります。
ワンちゃんを飼われいる方は聞き覚えのある名前だと思います。
フィラリア(別名:犬糸状虫)は形、色は「素麺」に似ていて体長は15㎝から30㎝あります。
フィラリアに感染している動物に蚊が吸血する時にフィラリアの幼虫が蚊の体内に入り
その蚊が別の動物に吸血すると幼虫が動物の体内に入り感染してしまいます。
幼虫は1~2年で成虫になり心臓に寄生し動物の肝臓、腎臓といった臓器など壊していきます。
成虫になってしまうと駆虫するのがとても困難になってしまうため
フィラリアに感染しないための予防がとても重要です!!
予防薬には色々な種類があります。
錠剤タイプ、背中に垂らして使うタイプ、ブロック状の牛肉風味のおやつタイプがあります。
月に一度使用するだけで予防ができます。
基本的には年中予防を推奨としていますが、寒い季節だと蚊がいないので予防薬を使用しない場合もあります。
また、予防薬を約3ヶ月使用せず、もう一度使用する場合は血液検査をしてフィラリアに寄生されていないかチェックしてから予防薬を使用します。
どのタイプの予防薬を使うのがよいか、わからない場合はお気軽にスタッフにお声掛けください。
動物病院 京都
動物看護師 郡 雅樹