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お魚と鮮度とハムスター

2020.11.15

スタッフブログ

こんにちは。
動物病院 京都、看護師の井上です。


すっかり秋になって、寒くなってきましたね。
シチューがおいしい時期です。


いつもは病院裏側ツアーを書いていますが、
今回は裏側ツアーはおやすみして…
我が家のハムスターの『師匠』の身に起こった災難を、ご紹介致します。

 

まず、師匠について紹介します。
名前:師匠
種類:ジャンガリアンハムスター
年齢:1歳半
性別:女子
性格:マイペース。食いしん坊。
(ご飯の袋を開けると必ずハウスから出てきます)

 

顔を出して寝るのが好きです。

 

こんなぐうたらなお水の飲み方したり

 

トイレと壁にはさまれてみたり…
(でも顔を出して寝る)

 

のんびりマイペースな師匠、

そんな師匠に災難が降りかかったのは去年の12月30日の事でした。

 

その日、我が家にはお魚が丸々1匹届きました。
新鮮なお魚で、届いてすぐの昼に「よし、魚捌くか!」となったのです。

魚の鮮度を保つために
・暖房をオフ
・窓を全開にして新鮮な空気を
・換気扇なんかも回しちゃう

 

普段暑がりな人が「うおお、寒い!」な気温です。
部屋の中なのに吐く息が白い!
そんな中で魚の調理を始めた頃師匠が寝床から出てきました。

 

「そう言えば喉乾いたなぁ、お水お水…」

 

と、水飲み場へ移動している様子が見えたそうです。
10分も経たない頃、ふと師匠のいる水槽をみると、
なんと師匠が水入れボトルの下で動けなくなってしましました。

 

「うーん…なんか寒い……」

 

 蹲って動けなくなってしまった師匠、
なんと10分もかからない内に『冬眠』に入ってしまったのです。

 

「師匠ーー!!!!」

魚を捌いている場合じゃない!

 

息が白い時の気温は10度以下と言われています。
マイナスにはなっていませんでしたが、
10度以下の室温の中の10分で起こった出来事でした。

 

ハムスターさんは実は冬眠する生き物ですが、冬眠がとても下手な動物さんです。
そのまま様子をみる、は非常に危険です。
家で出来ることは、まず温めること。

 

この時はすぐに師匠を手でつつみ、コタツの中へ。
擦りながら温める事数分後、
何事もなかったようにお目覚めになりました。

 

「あれ?ここはどこだろう?なんだこの柔らかいの、えい!(ガブッ)」
(ネタのように本当に噛まれました)

 

何事もなかったように元通りに戻った師匠は、その後暖かい部屋に移動しました。
今は無事に元気です。

今年は去年の反省を活かして温度管理に気をつけます。

 

これからどんどん寒くなる時期なので、皆様も体調にはお気をつけください。

 

動物病院 京都
動物看護師
井上 智映子

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