2020.05.23
こんにちは、京都市北区の動物病院 京都・獣医師の国本です。
仔犬さんをおうちに迎えたという方!
新しい家族が増えて、新しい生活をエンジョイしていることと思います。(あー、羨ましい。笑)
その一方で、「なにをすればいいのか分からない…」と感じることがあるかと思います。
今回は、仔犬さんを迎えられた場合に「しておくべきこと」と、「予防の流れ」を説明させていただきます。
ご家族の一員であるワンちゃんの楽しい生活を守り続けるために読んでいただければと思います。(^^♪
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☆仔犬さんを迎えたときにする3つのこと
❶混合ワクチン接種
❷狂犬病ワクチン接種
❸ノミ・ダニ・フィラリア予防
☆予防の流れ
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この表だけでは分かりづらいかと思いますので、実際に来院されたワンちゃんを例に紹介していこうと思います。
今回、協力してもらったのはチワワの男の子・陸くんです。
① 初回来院 2回目ワクチン
当時まだ生後3か月の陸くん。とてもかわいいです。笑
初めての外出に少し緊張している様子。(頑張って!!)
1回目のワクチンはペットショップで接種済みだったため、初回接種から4週間経った頃に来院。(こちらの飼い主さんはチワワ4人目ということで、来院時期も完璧でした!)
最初は緊張気味だったけど、しっかりおやつも食べてくれて、大満足で帰っていきました。
※予防プログラムが終わるまでは、感染防止の観点からキャリーにいれてご来院されることをお奨めします。
② 10日後来院 抗体検査&ノミ・ダニ・フィラリア予防薬
前回打ったワクチンによって、体の中で抗体ができているかを確認するため、血液検査を行います。
検査結果が出るまではだいたい1週間くらいかかります。
陸くんはこの検査で、無事免疫力があることが分かりました!(ついにお散歩デビュー!!)
※ここで免疫が十分に上がっていないという結果が出ると3回目ワクチンの接種が必要になります。
(お兄ちゃんのお膝でリラックス中の陸くん♪)
③ 20日後来院 狂犬病ワクチン接種
ここまで終われば、2週間~1か月ごとに来院していただきます。
体重がしっかり増えてるか、ごはんはしっかり食べられているかなどの体調面のチェックだけでなく、甘噛みやトイレのトレーニングなどのしつけ相談などのお話もさせていただきます。
また、仔犬の時にたくさん病院に来て、獣医や看護師と遊んだり、おやつをもらったりすることで、ワンちゃんに「病院=楽しいところ」と認識してもらいます。
それが終われば、いよいよ避妊・去勢手術の時期になってきます。
さて、今回はざっくりと仔犬さんの予防プログラムについてお話させていただきました。仔犬さんを迎える時期によって、内容が変わることがありますので、その際はご相談していただければと思います。
各種予防の必要性や頻度については今後のブログでお伝えしていきます。