2023.01.13
スタッフブログ
いつもと変わらぬ日常に突然やってくる体調不良。
動物病院に行ってお薬をもらったはいいが、どうやって飲ませるか分からず「とりあえずドライやウェットに混ぜて食べさせよう…」と思ってあげてみたが、後々お皿を見たらお薬だけが綺麗に残っていた。
そんな経験はございませんか?
特にねこちゃんは、わんちゃんみたいにご飯自体をパクパク食べる子が少ないので、苦労する方が多いのが事実です。実際、私も動物病院に入院しているねこちゃんたちにあの手この手で挑戦し続ける毎日です。
こちらの記事では、私の経験を踏まえながら、そのような子たちにどのようにお薬を飲ませたらいいかをお伝えいたします!
※もし逃げようとしたり、嫌がって暴れてしまったりする場合はバスタオル・毛布・洗濯ネットなどに入れて、顔だけ出してみてください。(無理しないことが一番です。)
この時には、お薬は口を開ける方の手の親指と人差し指で持っておきましょう。
※その際口を開ける指は中指になります
※ここが重要!
焦ってお薬を口の手前(ベロのところ)に置いたり、落としてしまうとそのままお薬を吐き出されます。(ねこちゃんも必死なので…)
ここで苦戦する方が多いと思います!
※この時はまだ上を向かせたままです
プラスで鼻に向けて息を「フー」と吹きかけます。
そうすることにより飲み込んでくれる確率が上がります。
※犬歯の後ろに隙間が空いているので、そこに先を入れると良いです。
※心配な方は、お口を開けてみてお薬がないことを確認してください。
この時錠剤が奥の方に行かないように注意!
この瞬間ちょっと口の奥気味にぐいっと出します。
※ただこのやり方は確実にあげれるとは言えないので、できそうな子は試してみてください。
軽い胃腸炎などであれば、数日お薬を飲んで完治したらそれ以上お薬を飲ませることはありませんが、ねこちゃんは腎臓病になりやすかったりするため、若くてもお薬を飲まなくてはいけない可能性が高いです。
そんな時、毎日のお薬はねこちゃんの体にとって非常に大切なものとなります。
ただ無理をしないことは大切です!
無理をして誤嚥させてしまったら大変ですし、しつこくやり過ぎてしまうことで、ねこちゃんが警戒して隠れて出てこなくなってしまうこともあります。
投薬する側もストレスを抱えてしまいますし、ねこちゃんもストレスになってしまいます。
お互いのために無理はしないことが肝心です!
もし「お薬を飲ませるのが大変だ…」という方がいたら、この記事を参考にしていただけると幸いです。
写真だけでは分かりづらい場合は、動物病院の先生や看護師たちに相談してみてください。
当院に通われている方でしたら、ぜひお気軽にご相談ください!
動物病院 京都は京都市北区にある動物病院です。
一般的な町の動物病院としての役割のほかに、ねこ専門の病院があったり、骨折や脱臼などの整形外科手術の実績が豊富なことや、皮膚科の専門医診療など、より高度な獣医療も提供しています。
京都市西京区にも分院の動物病院京都 西京桂院があり、京都市内を中心に、飼い主様に寄り添った獣医療を提供しています。
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