2023.02.03
スタッフブログ
こんにちは。動物病院京都動物看護師の山脇友香理です。
今日は動物のストレスについてお伝えします。
人間の様に、仕事や学校で人間関係に悩まされることもなく、毎日寝たり遊んだり、ご飯食べたり、飼い主様とのスキンシップを楽しんで一見自由で悩みがなさそうな動物たちを羨ましく思うことはありませんか?
実は動物にも悩み・ストレスはあるのです。
これらの症状が、愛犬や愛猫にみられた経験はないでしょうか。
全てではないですが、原因の一つにストレスが関係していることがあります。
動物が感じるストレスの一例で、多くあるのが新しく子犬や子猫を迎えた場合です。
新しく子犬・子猫を迎えると、先住動物さんは普段の生活リズムが一変します。
普段誰にも邪魔されずゆっくりご飯食べたり、ゆっくり寝ていた時間が今までのようにできなくなります。
人間に置き換えて50~60代のご夫婦が急に幼稚園児のお孫さんと同居するようになった状況をイメージしてみてください。
さてどうでしょうか。
急に生活リズムが変わり、元気いっぱいの子供の相手をしないといけなくなったら疲れが出ると思いませんか?
しかも数日の短期間ではなく、長期間となると尚更ではないでしょうか?
子犬・子猫はその場の雰囲気を読む力がまだありません。(絶賛勉強中ではあります!)
そのため、大人のわんちゃんや、ねこちゃんがご飯食べていようが、寝ていようが、さらにはトイレしていようが、悪気なくお構いなしに遊んで欲しくてじゃれつきます。
でも、大人の動物さんからしたら大迷惑・・・
ゆっくりご飯が食べたくても食べられない、眠たくても寝させてもらえない、トイレしていても急に覗きにきたりじゃれついてくるのでゆっくりトイレができない。
これらの生活環境の変化は動物さんにとって大きなストレスです。
その結果、下記のような症状が出ることがあります。
まず、子犬・子猫など新しく動物を迎えた場合は先住動物さんの生活リズムをなるべく変えないことを優先してください。
先住動物さんからすると、新しく迎えた動物さんは云わば自宅に急に入ってきた侵入者。
相手がどういう動物なのか、自分に危害を加える相手ではないかどうか観察・理解させてあげる時間が必要です。
仲良くなって欲しい気持ちが焦るばかりに急に対面させないであげてください。
あくまでも先住動物さんのペースに合わせてあげることが必要です。
そのために、下記のような工夫が必要になります。
それでもストレスを感じてしまい、食欲不振や嘔吐や下痢等の胃腸炎・膀胱炎・過剰なグルーミング行動が見られる場合は、動物病院を受診してください。
日々動物さん達も色々な悩みを抱えながら生きていることを理解してあげましょう。
そしてストレスによる体調不良が見られる場合はストレスの原因の究明と可能な限り問題の除去、それでもよくならない場合は動物病院を受診しましょう。
動物病院京都では、獣医師・アニマルケアスタッフが相談を承っております。
私達を癒やしてくれるわんちゃん・ねこちゃんを少しでもストレス少なく健康に過ごせるように一緒に考えてケアしてあげましょう。
動物病院 京都は京都市北区にある動物病院です。
一般的な町の動物病院としての役割のほかに、ねこ専門の病院があったり、骨折や脱臼などの整形外科手術の実績が豊富なことや、皮膚科の専門医診療など、より高度な獣医療も提供しています。
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