こんにちは。
動物病院 京都、獣医師の谷田美和子です。
最近は朝晩が冷え込むようになってきましたね。
そろそろうちのねこの玖助に温めてもらおうかと考える今日このごろです。
人だけでなく、動物さんたちも気候の変化で体調を崩すことがありますのでご注意下さい。
さて、今回は2017年9月16日(土)に開催したパピークラスの様子をご紹介します!
今回参加してくれた子犬さんは3頭でした!
1人目:れんと君
9ヶ月、ミックス、男の子
2人目:くまごろう君
7ヶ月、柴、男の子
3人目:あずきちゃん
3ヶ月、柴、女の子
れんと君とくまごろう君は先月に引き続き2回目の参加でした!
あずきちゃんは今回から参加!お兄ちゃんたちと仲良くできるかな…?
そしてそして、特に規制をかけたわけではないのですが…
みんな黒色のわんこちゃん達です♪
黒い子以外も参加できますのでご心配なく!!!笑
第2回のテーマは
「いろんなものに慣れよう」
「目指せ芸達者!フセが出来るようになろう!」
の2本立てです。
まずは一つ目。
「いろんなものに慣れよう」
このテーマは、子犬さん(特に3ヶ月~6ヶ月位までの子たち)にとっては非常に重要なものです。
子犬の時期は様々なものに対して寛容、つまり受け入れやすい時期にもなるので
できるだけいろんなことを経験させてあげることで
すごく怖がってしまう、ストレスがかかってしまうということを少しでも解消する狙いがあります。
さて、当日様々なものを企画していましたが以下の2つを集中的に行いました。
①聴覚:チャイムなど音に対する反応と対応方法
②遊ぶ:おもちゃを使って、興奮のコントロールを行う
①聴覚:チャイムなどの音に対する反応と対応方法
診察でよくご質問頂く内容です。
「ピンポンがなると吠えます。なんとかして下さい」
いわゆる【無駄吠え】の相談です。
ご相談いただいた際、私は以下のことをよく伺います。
「吠えた時はどのように対応されていますか?」
『コラ!』と叱りますという方が多いでしょうか…
次に「わんちゃんは吠えている時どう思っていますか?」と訪ねます
『……』だいたい答えにつまります
以前、院長 園田もブログに書いていましたが
わんちゃんにとっては何も【無駄】ではありません。
意味があって吠えています。要するに、話しているのです。
今回、参加してくれたわんちゃんでもこのお悩みを抱えている方はいらっしゃいました。
わんちゃんの気持ちは
・怖がっていそう、誰か来たのか不安になっていそう
・人が大好きなので、チャイム=来客⇒やったー となっている
という2通りの意見が出ました。
どちらも正解です。
※ちなみに、うちのコロ助は上記2種類とは違い、誰か来た追い払ってやる!で鳴いています
さて、そんなわんちゃんたちに練習してもらったのは以下の方法です。
あくまで、一つの方法にすぎないのでそれぞれのわんちゃんに合わせたやり方を見つけましょう
※ご家族の協力が必要です!
1. おすわり、待てをする
2. ピンポンを鳴らす→ご家族が帰宅されるときがやりやすいかもしれません
3. 待てたらご褒美! 褒める、おやつetc…
特に嬉しくて興奮してしまうタイプのわんちゃんは
人に触ってもらうのも「興奮が冷めてから」にすると
「静かにする=自分にとってメリットがある」という認識につながってくれます。
長くなりますので、もう一つのお話は次回に
・「いろんなものに慣れよう」②おもちゃを使った興奮のコントロール
・「目指せ芸達者!フセをしよう!」
のご報告をします。
動物病院 京都
獣医師 谷田美和子