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わんちゃんの体重管理について

2017.04.09

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こんにちは。
京都市北区 動物病院 京都 獣医師 尾関康江です。
金曜日と土曜日は、主に京都市上京区の動物病院 京都 ねこの病院に出勤しています。

今日はわんちゃんの体重に関してです。肥満はただ体重が重いだけではなく病気です。
わんちゃんでは適正体重を15%以上超えると肥満といわれています。体質的に体重が増えやすい子もいますが、わんちゃん自身が食餌量をコントロール出来るわけではないので、飼い主さんの管理が重要となってきます。

どうして太ってしまうのでしょうか?私たち人は1日の必要カロリーが約2000~2500kcalですが、わんちゃん達はその10分の1くらいで十分です。ですので、”ちょっと1口だけ”の積み重ねが、カロリー過多につながってしまいます。例えば60kcalのクッキー1枚をわんちゃんが食べると、ヒトがハンバーガー1個を食べたことに相当することをご存知でしたか?

肥満度はボディコンディションスコア(BCS)というものがあり、肋骨の浮き具合と腰のくびれで評価をします。また、近年はこのBCSに加えてBFIという”体脂肪”による評価も加わえて、評価をするようになりました。

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皆さんのわんちゃんはどの辺りになりましたか?

なぜ太っていることがいけないことなのでしょうか。わんちゃんの体重が増えることで、様々な病気のリスクを上げることにつながるからです。代表的なものでは、心臓病と関節の病気があります。肥満になることで、心臓や身体を支える関節に過度な負担がかかるためです。

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ではどのように減量を進めたら良いのでしょうか。
ヒトでは運動や食事で減量することがほとんどですが、わんちゃんは食事管理が重要となります。これは、わんちゃんが肥満になる原因のほとんどが、過剰な食事量だからです。また、ヒト側の時間的・体力的な制約があるために運動での減量が難しいのも理由の一つとなります。

ご飯量を減らせば摂取カロリーが減るので体重は減りますが、わんちゃんの空腹感は増し、拾い食いをしたり、ストレスを増やしてしまう可能性があります。このため、ご飯の質を見直すことも大切となります。減量用に作られている療法食は、食物としての”かさ”を増してくれる繊維量を多く含み、また体脂肪に変換されるエネルギー消費量が少ない脂肪の割合が少ないものとなっています。減量用の療法食は、普通のご飯に比べてカロリーが低いため、いつもよりも多くのご飯量をあげることが出来るため わんちゃんの満足度は高く得られると思います。ただ、わんちゃんの中には好みが決まっていたり、食べ物の成分に対してアレルギーをもつ子もいますので、いつものご飯でも対応は可能です。

うちの子の適性体重は?
1日 どれくらいのご飯量をあげたら良いの?と思われた方は是非 当院獣医師までご相談下さい。そして、ご相談の際は今食べているご飯の空袋も一緒に持って来て頂けますと、より詳しくお話が出来ると思います。

理想的な体重にするためには時間はかかりますが、きっと病院に来て体重を測ることが楽しみになると思いますので 是非ご相談下さい。病気の予防にもつながりますよ♪

動物病院 京都
獣医師 尾関 康江

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