2015.09.14
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こんにちは。
動物病院 京都 院長の 園田 祐三です。
今年の夏は、暑さが凝縮していた分、涼しさの到来が早かったような気がします。
最近では、夜寝るときに、夏用のタオルケットでは風邪を引いてしまいそうなぐらい
冷え込むことがおおいですね。
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さて、多くの皮膚症例、下痢嘔吐などの消化器疾患、またその他、骨折、膝関節脱臼、大腿骨脱臼などの整形外科疾患、僧帽弁閉鎖不全症、猫の肥大型心筋症などの循環器疾患、肺炎、気管虚脱、軟口蓋過長症などの呼吸器疾患、糖尿病、クッシング症候群、甲状腺機能低下症・亢進症などの内分泌疾患など、様々な病気・疾患を毎日診察しております。
様々な症例を診察させて頂いているのですが、当HPになかなかアップできずに申し訳なく思っていましたが、ようやくアップすることができました。
今回は、最近特に多い、皮膚科での症例です。
よくみる、耳介部(人でいう耳たぶ)の脱毛症についてです。
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1歳のトイプードルさんの耳の毛の写真です。
写真は左耳ですが、左右の耳ともに同じような脱毛が認められました。
毛検査や皮膚スタンプ検査などその他の検査を実施し、毛包虫症や細菌感染、真菌感染などが否定的でした。
本人は痒みもなく気にもしていないということ、血管の走行などから考え耳介の血管の循環障害・血行障害を疑い、ビタミン剤などのマイルドな内服にて治療を開始しました。
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1ヶ月半後の写真です。
脱毛症の治療期間は、他の皮膚症例よりかはやや長く、2-3ヶ月は少なくとも続けなければなりませんが、今回のトイプードルさんは、途中経過としては非常に順調な経過をたどっていました。
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治療開始後3ヶ月後の写真です。
写真は左耳ですが、左右ともに発毛が認められ、完全に脱毛部位がわからなくなっています。
下に初診時と、発毛時の写真を並べます。
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今回は、耳介部の血行障害を疑い、ビタミン剤やサプリメントなどのマイルドな内服によって、功を奏しましたが、一般的には脱毛症は、やや骨が折れることも多い病気のひとつです。
単純に、毛包虫などといった、毛包にひそみ脱毛症をひきおこす寄生虫がいることもあり、そうゆう場合は、ビタミン剤などの投薬では、到底治療がかないませんので、そういった虫を退治する薬を注射したり、投薬したりします。
皮膚科受診の症例で、多いのは膿皮症、犬アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、疥癬アレルギー、ノミアレルギー、毛包虫症、糸状菌症などです。
皮膚病の場合、本人の体質のこともあり、継続的な治療をすることで、いい状態を維持するといった症例も多いです。
薬浴、サプリメントなどはもちろん、減感作療法、シクロスポリン療法、インターフェロンなどを使用し極力ステロイドを使用せず、あるいは減薬しながら、皮膚病をコントロールしています。
なかなか毛が生えない、痒みがきついなど皮膚病で悩んでおられる場合は、一度ご相談に来て頂ければと思います。
長年に続く慢性的な皮膚科症例については、院長 園田が主に診察しておりますので、勤務表↓↓↓
http://www.animal-kyoto.jp/shift/
をご確認の上、ご来院下さい。
動物病院 京都
院長 園田 祐三
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