2013.03.05
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動物病院 京都 院長の 園田です。
先日、ワンちゃんの子宮蓄膿症の手術をしました。
子宮蓄膿症は、避妊をしていない、中~高齢犬によく発症します。
症状は、軽い場合、「なんとなく元気が無い」「いつもより食欲が無い」「水をやたら良く飲む」「おしっこをよくする」というものから、下痢や嘔吐、完全な食欲の低下、元気消失、など重くなるものまであります。
陰部からのおりものの量が多ければ、明らかにわかる場合もありますが、「ここ最近なんとなくお尻周りの毛が汚れている」程度のわかりにくい場合もあります。
特に、この分かりにくい場合のほうが、やや厄介で、子宮蓄膿症の中でも、閉鎖型の子宮蓄膿症の場合、子宮に膿が貯まる一方で、陰部から全然排出されず、膿の中の細菌が出す毒が、体全身をめぐり、緊急的な状態になることもあります。
当院での診断および治療方法:
まず、問診からある程度の判断をします。子宮蓄膿症が疑われた場合、レントゲンや腹部の超音波検査によって、ほぼ診断をつけることが出来ます。
蓄膿症と診断された場合、動物さんの状態にもよりますが、緊急的に子宮および卵巣を摘出する手術をしなければならない場合がほとんどです。
幸い、手遅れになる前に手術をし、手術後に適切な入院治療を行えば、ほとんどの子が助かります。
上記のような症状が出た場合には、早めの受診をおすすめ致します。
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