2013.09.04
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こんにちは、動物病院 京都 院長の園田祐三です。
最近めっきり涼しくなってきて、ワンちゃんのお散歩も快適に行くことができるようになってきましたね。
暑い最中のお盆期間中、当院はややバタバタしておりまして、異物による腸閉塞が何件かありました。
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トイプードルさんが、吐いて元気がないということで来院されました。
異物が怖いので、異物摂取歴をお聞きしたところ、特に最近変なものは食べていないとのことでした。
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吐き気止めの点滴などをしたところ、一時的に症状の改善が見られたため、よかったと思っていたのですが、また吐いたということで、超音波検査などで精密に検査したところ、
腸に、2センチくらいの楕円形をした何かが詰まっている像が確認されました。
そこで、緊急的な手術をし、腸に何か起きていないかどうかを確認しました。
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すると、胃からすぐの十二指腸というところに、何かが詰まっていることがわかりました。
すぐさま、腸を切って取り出してみると・・・
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よくお伺いしたところ、1ヶ月くらい前にゴムの半分がなくなっていたとのことでした。
以前にも半年前に見なくなったゴムが詰まった子を手術したことがありましたが、胃の中にあれば、ちょっとムカつきとかが出る程度でほとんど悪さをしない程度の異物も
なんらかの拍子に一旦、腸に流れ始めると、一気に症状がではじめるという特徴が腸閉塞にはあります。
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病み上がりなので少し休んでほしいという思いとは裏腹に腸閉塞のゴムを取り出した次の日から、
ものすごく元気になりました。(元気になることは非常にいいことなのですが。)
その後、数日間入院治療し、元気に帰っていってくれました。
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以前はわかりにくかった、腸閉塞も超音波検査の発達により、かなりのものがわかるようになってきました。
嘔吐は、嘔吐した後の食欲がまったく問題なければ、軽度の嘔吐であることがほとんどですが、それに引き続いて、食欲の低下や元気がなくなったりするとやはり、早めの対処が必要になると思って下さい。
下痢・嘔吐はワンちゃん・ネコちゃんによく見られる症状ですので、注意して観察してみてあげて下さい。
動物病院 京都
院長 園田 祐三
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