2020.06.08
こんにちは。動物病院京都 獣医師尾関康江です。
日中暑くなり、汗ばむ日も増えて来ましたね。
そんな暑い時に、わんちゃんやねこちゃんもかかる熱中症についてお話したいと思います。
(スタッフの愛犬 くうとくん! 可愛いですね^ ^)
暑い室内や車の中でのお留守番、暑い中でのお散歩で熱中症にかかります。
熱中症にかかると、口を開けてハァハァと息をはいて(パンティング)体温を下げようとします。
これが続くと、色々な臓器の動きが鈍くなり、場合によっては死に至ることもあります。
見分けるポイントとしては、
①長い時間パンティングが収まらない
②意識がぼーっとしている
③よだれが垂れているといった症状です。
病院に到着するまでに
①すぐに涼しい場所に移して
②お水で濡らしたバスタオルを体にかけて冷やす
③お水が飲めるようであれば飲ませる
(キャリーで移動の際は、ひんやりまっとや保冷剤を入れて熱気がこもらないようにしましょう)
予防方法として
①エアコンや扇風機をうまく利用(28℃以下が目安)
②ひんやりマットを敷く
③何ヶ所かに水飲み場を設置する
④お出かけ時は濡れたタオルの持参、保冷材を入れられるお洋服を着る
(保冷材の予備や飲料水、首にまける保冷剤入りのバンダナなどがあると便利ですね
今回は看護師スタッフ 愛犬のくうとくんが日常で使っているひんやりグッズを紹介致しました)
暑さ対策をして今年の夏も、わんちゃん・ねこちゃんが快適に過ごせるようにしてあげましょう。
コロナウイルスが少し落ち着いたので外出される機会も増えるかと思います。皆さまもくれぐれも体調には気をつけてお過ごし下さいね。
動物病院 京都
獣医師 尾関康江