びっくりうちの子体験談 ~おいしかった〇〇〇〇編~

こんにちわ。
「動物病院 京都」「動物病院 京都 ねこの病院」動物看護師の井上 智映子です。

スタッフの体験談が続く中、私も2年前にあったわが子の体験談をご紹介いたします。
実家にいる、現在4歳のミニチュアダックスフンド、えがおの体験談です。

現在両親とは離れて過ごしているため、毎日会うことが出来ませんが
実家に帰る時は必ずえがおの様子、身体の様子を見る様にしています。

太っていないかな?
こっそりおやつをもらっているんじゃないかな?
身体の痒いところはないかな?
待てはちゃんとできるかな?

今日帰って来た時は何をしようかな、といつもえがおに会うことを楽しみにしているのですが
家の扉を開けてびっくり。

机の上に登って必死に何かをしているえがおの姿が目に飛び込んできました。

いつもはケージに入っているはずが、今日はなぜかケージの扉が開いている!
え?え?なんで?と、こちらも一瞬固まりましたが、よくよく机の上を見てみると
なんとえがおが必死になっているのはすきやきの残り物でした。

大声でえがおを呼んだのですが、きっと本人も悪いことをしている自覚があったのだと思います。
慌てて机から飛び降りて私のところへ来てくれたかと思うと、眼を合わせようとしてくれません。
いつもはそんな危ないことをしない子でしたが、この時ばかりはなにかごまかそうと必死だったのでしょう。
(このときけががなくて何よりでしたが、
高さのある段差から飛び降りたりしたときは足腰を痛めたり、骨折する恐れがあります)

お鍋の中にはネギが入っており、そこにあったはずのおダシも大量に減っていたので
慌てて病院へ連れて行った覚えがあります。

お腹がいっぱいだったせいか珍しくえがおが車酔いをおこし、
幸い病院に着くころにはお腹の中は空っぽになってくれたのですが
吐き気が止まらずその日はそのまま入院になりました。

今では笑い話ですが、当時は冷汗が止まりませんでした。

『ネギ』はわんちゃん、ねこちゃんの食べてはいけない代表的な食材ですが

・過度な塩分摂取
・お肉から出る油分

わんちゃんにとってはお腹を壊したり、体調が崩れる原因になります。
液体だから大丈夫!なんてことはなく、
実はお出汁に危険が潜んでいることも多いです。
ネギや玉ねぎのエキスもお出汁にしみこんでいるため、直接食べていなくて要注意なのです。

当時なぜそんなことが起こったのか振り返ると、

・いつもケージから出ないので、ケージの扉に鍵をかけていなかった(ちなみに、脱走したのはこの日が初めてでした)
・机にすきやきが中身が入ったまま置いてあった
・偶然お鍋の蓋が開いたままだった

など、そんなときに限って偶然がかさなり、今回の事件がおきてしまいました。
その後、ちゃんと元気になって退院してきたえがおを前にして
家を留守にする時は必ずケージに鍵をかけるように約束をしました。
それ以降事故は起こってませんが、
お利口だからいたずらはしない、大丈夫!という先入観は持たないようにしようと家族会議で話し合いました。

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何か物を食べてしまった場合、よくあることの一つに
「病院へ連れて行った方がいいのか様子を見る」方が多い印象があります。

実は『様子を見る』は中々落とし穴のひとつで、
症状が出てくるまで様子を見ようとすると
食べものが腸(奥)へ流れていってしまい、催吐処置で吐き出させるのが困難になってしまいます。
吸収されてしまうと、中毒になるものもあります。(チョコレートやお酒など)
最悪腸の細いところへ詰まってしまうと、お腹を開けなければならない事態もあり得るのです。

もし何かを誤って食べてしまった場合、出来るだけ早い時間に連れて来て頂く方が対処しやすいことが多いです。

ちょっと様子をみよう、よりも
まずは病院へ来ていただくか、お電話してください。

お留守番の時は、うちの子は大丈夫だろうと油断せずに
口に入るようなものは落ちてないか。
お部屋、ケージの扉はちゃんと閉まっているか。
食べ物の出しっぱなしがないか等、
お互いちゃんと確認を行って、安全にお留守番出来るように心がけましょう。

私も気を付けます。