ねこさんの膀胱炎について

こんにちは。動物病院京都 獣医師の小川修平です。
昨年から当院で勤務しております、京都生まれ京都育ちの生粋の京都人(宇治市民)です。
少しでも飼い主様の不安な気持ちを取り除けるように日々努力して参りますので、改めてよろしくお願い致します。

最近はようやく涼しくなり、お散歩にはもって来いの季節だと感じております。
夏場の猛暑で十分にお散歩できなかったわんちゃんもいると思いますので、是非、たくさんお散歩に行ってあげて下さいね。
同時に、季節の変わり目は人間同様、動物も体調を崩しやすい時期です。
少しの様子の変化でも、動物にとってはかなりしんどい病気のことも多々ありますので、
できるだけ早めにご相談下さいね。

さて、今回はこの時期に多い病気の一つである、ねこさんの膀胱炎について書かせてもらいます。

膀胱炎とは、細菌や膀胱内の結石や、おしっこを我慢するなどが原因で膀胱に炎症が起きる病気です。そして、頻尿やおしっこの量が少ない、おしっこの色や匂いがいつもと違う、などの症状が見られます。

【原因】
ねこさんに最も多いのは、原因がはっきりと分からない特発性膀胱炎です。一説ではストレスが原因だと考えられています。
ストレスとは具体的に、引っ越しや騒音、来客やフードの変更、猫砂の汚れ、飼い主さんの仕事などが多いです。
また、ねこさんは非常に繊細でトイレにこだわりが強いため、トイレが汚れている、トイレが小さい、多頭飼いの場合にトイレの数が少ない、などが挙げられます。
その他の原因として細菌や結石が挙げられます。

【治療】
炎症を抑え、尿量を増やすために点滴を実施する、泌尿器用のフードを食べてもらい尿量を増やす、などの治療を行います。
また、特発性膀胱炎の場合は、ストレス原因を排除を行い、細菌がいる場合は抗生剤を使用します。また、結石が原因の場合は、食餌にて結石を溶かす治療を行いますが、結石が溶けない場合は外科手術が必要な場合もあります。
膀胱炎は再発しやすいため、きちんと食餌で予防を続けて、完治させることが大事です。

【予防法】
まずは、日々の生活でねこさんのストレスを軽減させることが大事です。
トイレは清潔に保たれているか、トイレの数や広さは十分であるか、遊びは十分に足りているか、外が見える場所はあるかなど、ねこさんが快適に過ごせる環境を作ってあげることが大事です。
また、お水をたくさん飲むことで膀胱炎の発症を予防できますので、水を飲みたがる環境を作ってあげることも重要です。

他にも伝えきれないポイントはたくさんあるので、ぜひ直接お尋ねください!

【まとめ】
これから気温が下がり涼しくなると、お水を飲む量が減るので膀胱炎になることが多いです。
普段から、おしっこの様子を良く観察する癖をつけていただき、少しでもおかしな様子があれば病院に連れて来て下さい。早期発見、早期治療をすることで病気が重症化する前に直すことができます。

動物病院 京都
獣医師 小川 修平