なぜ吠えるのか?〜解決編〜

動物病院京都 獣医師の国本 将樹です。

 (分院の桂にて キアラちゃん かわい~~~(*´з`))

過ごしやすい気温になってきましたが、朝方は特に冷えこみが激しいですね。

動物たちの体調不良の大きな原因になりますので、室温の管理や毛布の準備などで対応していただければと思います。

 

さて、今回は『なぜ吠えるのか?〜解決編〜』です!!

前回のブログで、ワンちゃんが吠える理由は大きく3つあるとお伝えしました。 ↓↓

https://animal-kyoto.jp/blog/blog-22273/(前回のブログはこちらから。) 

 

それぞれの原因に対しての対策を簡単に紹介していきたいと思います!

 

①なにかを要求している 場合

a)  まずは本能的な欲求を満たす!

・お散歩にいけているか

・ご飯はお腹いっぱい食べられているか

・噛む遊びをおもちゃなどでできているか

などです。

本能的な欲求が満たせていない状態では、こちらの指示は受け入れにくいと思います。

 

b) 悪い意味での成功体験を作らせない!

前回のブログで紹介した例のことで、「吠えたら自分の思い通りになった!」という体験を作らせないことが大切です。

 

c) 良い意味での成功体験を作る!

お利口に出来ている時にしっかりと褒めてあげましょう。

 

—————

②なにかを怯えている あるいは ③なにかを警戒している 場合

a) 原因を取り除く!

取り除けることであれば取り除いてあげましょう。

とはいえ、おうちで掃除機やドライヤーを使わないわけにはいかないし、来客をしないようにするわけにもいかないですよね。笑

そこで、次のステップです。

 

b) 誤解を解いてあげる!

まずは怯えている原因(お客さんだったり、音の出るものであったり)を突き止めましょう。

そのうえで、その原因に対していいイメージを持ってもらうようにステップを踏んで誘導してあげましょう!

例えばドライヤーを怖がる場合。

「ワンワン!!(なに、このものすごい音のでる物体は、、、しかもすごい風が吹いてくるんですが!!怖いっ!)」

といったところでしょうか。

まずはドライヤーを見せながら、大好きなおやつ。次に風を当てないように一秒だけ音を出しながらおやつ。そしてだんだんとその時間を長くしていっておやつ。少し風を当てながらおやつ。といいた具合です。

手間がかかるように思いますが、その先何年も嫌がりながらドライヤーをすることを思えば、頑張れそう!!

 

ワンちゃんとの生活を送ってもらえるように全力でサポートいたしますので、お力になれることがあればなんなりとおっしゃってください!

動物病院京都 

獣医師 国本 将樹

なぜ吠えるのか?

動物病院京都 獣医師の国本 将樹です。

梅雨が明けてからは一転、お天気続きで洗濯物がよく乾きますね!

チョコちゃんです。(^^♪

チョコちゃんも初めての京都の本格的な夏を体感中~

共に乗り切りましょう!!

  

今回はわんちゃんの「吠え癖」について少し書かせていただこうと思います。

 

飼い主さんが迷惑に感じている場合、これを問題行動といいます。

わんちゃんにとっては正常な行動であっても、人間からすると迷惑な行動だからです。

 

ここで一番大切なのは、わんちゃんにとっては「正常」な行動であることをこちら側が理解してあげることです。

 

では、そのまま吠え続けさせていてよいのか?

そうではありません!笑

 

では、解決方法を教えてください!

となりそうなところですが、 まずはなぜ吠えているのか?を考えることから始めましょう!

吠えている理由によって解決方法も変わってくるからです。

 

大きく分けると以下の3つになるかと思います。

自分のわんちゃんに当てはめて考えてみていただけると嬉しいです。

 

例えば、インターホンが鳴ったタイミングでわんちゃんが吠えだす場合、 これは大抵の場合は③に該当するかと思います。

こちらとしては、配達員さんが荷物を持ってきてくれて、用事を終えて帰っていっただけなのに、

わんちゃんは「吠えたら帰っていった」という想定外の勘違いをしているパターンです。

 

これで、①要求吠えと同じ解消方法を試していてもうまくいくはずはありませんね。

というわけで、今回は問題行動の原因特定の大切さについて書かせていただきました。

 

次回は解決編を書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

動物病院 京都

獣医師  国本 将樹

狂犬病のおはなし

こんにちは。

動物病院 京都 獣医師の国本 将樹です。

雨ばかりが続きますが、いかがお過ごしでしょうか?

 

今回は「狂犬病予防接種」についてです。

↑お注射を打った後も尻尾の勢いが衰えないチョコちゃん♪

 

狂犬病は犬だけでなく、人間にも感染する人獣共通感染症です。感染をすると人も犬も致死率がとても高い、恐ろしい病気です。

 

現在、日本にはない病気なのでなじみがないかもしれませんが、狂犬病清浄国(狂犬病がない国)は日本を含めて11か国しかありません。つまり、日本の周辺国をはじめ、ほとんどの国では依然発生しており、今でも年間5万人以上が狂犬病ウイルスで死亡しています。

5万人て、すごい数字ですよね(-_-)

(厚生労働省 HPより)

日本、オーストラリア、北ヨーロッパを除いて、ほとんどの地域で感染が起こっていますね。

 

万が一、国内で発生してしまった場合でも、発生の拡大を防ぐためにも、集団免疫の考え方(集団の大部分が感染に対する免疫を持っていれば、感染の連鎖が断ち切られるという考え方)が大切になります。必ず、一年に一回のワクチン接種をお願いします。

↑京都市にお住みの方!ご来院の際は、京都市から届くこちらの封筒を持参いただくよう、お願いします。

 

※持病があるなど、ワクチン接種による副作用が懸念される場合は、動物病院にて「狂犬病予防注射猶予証明書」が発行でき、ワクチン接種を免除されます。ご来院の際に申していただければと思います。

 

当院では狂犬病の予防接種でご来院された際に、問診・聴診・視診・触診など、わかる範囲での診察をさせていただいています。

病院に行くほどじゃないけどという悩みをお持ちの方もお気軽に聞いていただければと思います。

 

では、早く梅雨が明けることを祈りながら、ともに頑張りましょう!(^^)/

 

動物病院 京都

獣医師 国本 将樹

sailing days…!!

こんにちは。動物病院京都・獣医師の国本将樹です。

だんだんと暑い日が増えてきましたが、みなさんいかがおすごしでしょうか?

僕は、コロナも収束に向かい、なにか新しいアウトドアな趣味を見つけたいと思いながら過ごしています。

 

今日は、そんな僕の学生時代の部活動についてお話したいと思います。

僕は大学の時は、ヨット部に所属していました。

みなさん、一口にヨットといっても様々なものを想像されるかと思います。

 

クルーザーのようなもの、ワンピースのルフィが乗っているようなもの、一生懸命舵をこいでいるようなもの(←実はこれはボート)など…

僕が乗っていたのはこんなかんじです。↓↓

二人乗りのディンギー・470級というものです。

約4.7mの大きさで、風の力だけで、最大速度時速40キロにもなる乗り物です。

自分を守るものがなく、さえぎるものがない状態での時速40キロは、なかなかにスリリングな体験です。笑

 

ヨットという競技は、海面に設置されたブイを定められた順番に定められた回数まわり、ゴールする順位を競います。体力だけでなく、頭脳やチームワークも問われる、実は奥の深いスポーツです。

 

そのなかでも、特に大切な能力は「風を読む」力です。

例えば、「今は北よりの風だけど、これから日が昇っていて、気温が上がると陸の温度が上がるので、陸のある西のほうから風が吹いてくる可能性が高いな。」などです。

こう予測がつくと、レース自体の攻め時やスタートの位置が変わってきます。

 

ということは、風を読むうえで大切ないろいろな要素の観察が大切になってきます。

天気・雲の位置・波の高さや向き・潮の流れなど…

 

一見、「風を読む」力は動物さんたちの診察には関係がないと感じるかもしれませんが、僕は関係が深いと考えています。

診察においても観察する力はすごく大切なことだと思うからです。

 

 

「○○ちゃん、今日はいつもよりおとなしいなぁ。」「元気そうだけど、しきりにお尻のほうを気にしているなぁ」など、

普段から小さな変化に気づけるようになると、より動物に寄り添った診察ができるはずです!

観察の力を磨くため、より精進していこうと思います。

 

さて、今回はヨットについて書かせていただきました。

みなさんはどんな夏を過ごされるご予定でしょうか?

お互い、暑さに負けずに楽しい夏にしましょう!

 

現役時代はこんなに黒かった!笑

動物病院 京都 獣医師

国本 将樹

わんちゃんの混合ワクチン接種について

こんにちは。
動物病院 京都の獣医師・国本 将樹です。
 
コロナ問題が落ち着いて、「いよいよわんちゃんとのおでかけができる!」と楽しみにしている方は多いかと思います。
今回は、そんな方にぜひ読んでいただきたい、わんちゃんとの生活を楽しむために大切な予防のお話です!
 
 
前回のブログ

仔犬をおうちに迎えたら…

でわんちゃんにはおもに3つの予防が必要とお話させていただきました。
今回は、その中から混合ワクチン接種について、詳しくお伝えします。

 
 

❶混合ワクチン接種 ←クローズアップ!!
❷狂犬病ワクチン接種
❸ノミ・ダニ・フィラリア予防
 
 

うめちゃん「ほな、ワクチン頑張ってくるわぁ~~!」
 
 
——–
Q. うちの子はどの種類のワクチンをうてばいいの?

A. アウトドアな趣味をお持ちの方は多めの種類を打っておくことをオススメします。
完全室内飼育のわんちゃんは、5種!
鴨川などがお散歩コースに入っている方は 8種以上!
ドッグラン行ったり、山に遊びに行ったりする方は、10種!
 おおまかに分類するとこんなかんじです。その他、ワクチンとの相性など含めて総合的に判断します。
 
 
Q. 絶対にワクチンを打たないといけないの?

A. ワクチン接種の回数を極力少なくしたい方やワクチン接種できない状況(ワクチンで体調を崩した、病気で接種するのが難しいなど)の方へは「抗体検査」という方法があります。
前回打ったワクチンによって、体の中で抗体ができているかを確認するため、血液検査を行います。ここで、抗体が体の中にあるということがわかれば、ワクチンを打たなくても身体の中にしっかりとウィルスに対する免疫があるということがわかります。
そのため、抗体検査を実施した年のワクチン接種は、必要ありません。
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うめちゃん「やっほぉ~!ワクチン終わったし、また一年後やなぁ♬」
 
 
コロナ禍も落ち着きはじめ、ワンちゃんとの外出機会が増える方も多いかと思います。
しっかりと予防をして、わんちゃんとの素晴らしい生活を楽しみましょう!
そのお手伝いができればと思いますので、なんでも相談してください!(^^)/
 
 
動物病院 京都 獣医師 国本 将樹

仔犬をおうちに迎えたら…

こんにちは、京都市北区の動物病院 京都・獣医師の国本です。

仔犬さんをおうちに迎えたという方!
新しい家族が増えて、新しい生活をエンジョイしていることと思います。(あー、羨ましい。笑)

 

その一方で、「なにをすればいいのか分からない…」と感じることがあるかと思います。

 

今回は、仔犬さんを迎えられた場合に「しておくべきこと」と、「予防の流れ」を説明させていただきます。
ご家族の一員であるワンちゃんの楽しい生活を守り続けるために読んでいただければと思います。(^^♪

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☆仔犬さんを迎えたときにする3つのこと
❶混合ワクチン接種
❷狂犬病ワクチン接種
❸ノミ・ダニ・フィラリア予防

☆予防の流れ

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この表だけでは分かりづらいかと思いますので、実際に来院されたワンちゃんを例に紹介していこうと思います。

今回、協力してもらったのはチワワの男の子・陸くんです。

 

① 初回来院 2回目ワクチン

当時まだ生後3か月の陸くん。とてもかわいいです。笑
初めての外出に少し緊張している様子。(頑張って!!)

 

1回目のワクチンはペットショップで接種済みだったため、初回接種から4週間経った頃に来院。(こちらの飼い主さんはチワワ4人目ということで、来院時期も完璧でした!)
最初は緊張気味だったけど、しっかりおやつも食べてくれて、大満足で帰っていきました。

※予防プログラムが終わるまでは、感染防止の観点からキャリーにいれてご来院されることをお奨めします。

 

 

② 10日後来院 抗体検査&ノミ・ダニ・フィラリア予防薬
前回打ったワクチンによって、体の中で抗体ができているかを確認するため、血液検査を行います。
検査結果が出るまではだいたい1週間くらいかかります。

 

陸くんはこの検査で、無事免疫力があることが分かりました!(ついにお散歩デビュー!!)

※ここで免疫が十分に上がっていないという結果が出ると3回目ワクチンの接種が必要になります。


(お兄ちゃんのお膝でリラックス中の陸くん♪)

 

③ 20日後来院 狂犬病ワクチン接種

 

 

ここまで終われば、2週間~1か月ごとに来院していただきます。
体重がしっかり増えてるか、ごはんはしっかり食べられているかなどの体調面のチェックだけでなく、甘噛みやトイレのトレーニングなどのしつけ相談などのお話もさせていただきます。

 

また、仔犬の時にたくさん病院に来て、獣医や看護師と遊んだり、おやつをもらったりすることで、ワンちゃんに「病院=楽しいところ」と認識してもらいます。

 

それが終われば、いよいよ避妊・去勢手術の時期になってきます。

 

さて、今回はざっくりと仔犬さんの予防プログラムについてお話させていただきました。仔犬さんを迎える時期によって、内容が変わることがありますので、その際はご相談していただければと思います。

各種予防の必要性や頻度については今後のブログでお伝えしていきます。