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狂犬病のおはなし

2020.07.17

スタッフブログ

こんにちは。

動物病院 京都 獣医師の国本 将樹です。

雨ばかりが続きますが、いかがお過ごしでしょうか?

 

今回は「狂犬病予防接種」についてです。

↑お注射を打った後も尻尾の勢いが衰えないチョコちゃん♪

 

狂犬病は犬だけでなく、人間にも感染する人獣共通感染症です。感染をすると人も犬も致死率がとても高い、恐ろしい病気です。

 

現在、日本にはない病気なのでなじみがないかもしれませんが、狂犬病清浄国(狂犬病がない国)は日本を含めて11か国しかありません。つまり、日本の周辺国をはじめ、ほとんどの国では依然発生しており、今でも年間5万人以上が狂犬病ウイルスで死亡しています。

5万人て、すごい数字ですよね(-_-)

(厚生労働省 HPより)

日本、オーストラリア、北ヨーロッパを除いて、ほとんどの地域で感染が起こっていますね。

 

万が一、国内で発生してしまった場合でも、発生の拡大を防ぐためにも、集団免疫の考え方(集団の大部分が感染に対する免疫を持っていれば、感染の連鎖が断ち切られるという考え方)が大切になります。必ず、一年に一回のワクチン接種をお願いします。

↑京都市にお住みの方!ご来院の際は、京都市から届くこちらの封筒を持参いただくよう、お願いします。

 

※持病があるなど、ワクチン接種による副作用が懸念される場合は、動物病院にて「狂犬病予防注射猶予証明書」が発行でき、ワクチン接種を免除されます。ご来院の際に申していただければと思います。

 

当院では狂犬病の予防接種でご来院された際に、問診・聴診・視診・触診など、わかる範囲での診察をさせていただいています。

病院に行くほどじゃないけどという悩みをお持ちの方もお気軽に聞いていただければと思います。

 

では、早く梅雨が明けることを祈りながら、ともに頑張りましょう!(^^)/

 

動物病院 京都

獣医師 国本 将樹

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