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保護犬について

2022.08.19

スタッフブログ

動物病院京都の国本です。

今回は保護犬というお題で書いていこうと思います。

 

当院にも保護犬の子はたくさん来院してくれています。

保護犬というくくりの中には実はたくさんの種類があります。

①前の飼い主さんの都合で飼えなくなった子

②繁殖場にいた子

③飼育崩壊

④野犬など

 

すべてを紹介することは字数の都合上できないので、今回は自分がしていた活動を書いていきます。

自分が個人的に活動に関わっている「元繁殖犬の預かりボランティア」です。

 

簡単にいうと、下記のような流れです。

繁殖場から引き出し→ワンちゃんを自宅で一時的に預かる→避妊手術や医療的な処置を実施→新しい飼い主さんを募集→飼い主さんと面会・トライアル→譲渡

 

ぼくが預かった2頭のワンちゃんを紹介させてもらいます。

 

☆はるこちゃん(現:かりんちゃん)

約300頭の廃業繁殖場からのレスキューされてきた柴犬の女の子。

保護施設に来た時点で後ろ足が片方なかったのですが(どういう経緯かは不明)、元気食欲問題なく、お散歩もぼちぼち歩いてくれます。

性格は明るく、「とにかく明るいはるこ」というキャッチフレーズでインスタおよびHPで募集をかけていました。

ちょい疲れやすいのでバギーで休も。

 

預かり間に避妊手術も無事に終了。足も痛がる様子なく、レントゲン上も問題なし。

引き取りたいとおっしゃってくれる方がいて、2ヶ月ほどで飼い主さんが決まりました!

 

︎リンちゃん

こちらも繁殖場出身の柴犬女子。

引き出しから参加させていただきましたが、おそらく自分のしたおしっこの上で寝ていたのか、かなりの異臭とベタつき。

人にもかなり怯えている様子ですが、噛んだりするわけではありません。

おまけにフィラリア陽性……

 

幸い、フィラリア寄生はあるけど、まだ悪さをしていない!継続的にお薬飲んでいけば完治できそう!

病院にも連れてきて、みんなに触ってもらいいっぱい社会化しました

あれ?慣れてきたら、めっちゃ人懐っこい

かわいいな

5か月ほど一緒に生活をして、すごく犬らしい一面をたくさん引き出せたと思います。

この子は飼い主さんが見つかるまでにすごく時間がかかりましたが、関東でお声がかかり、関東まで移動

 

現在は関東で幸せに暮らしてくれています♪

 

———

実際にわんちゃんを預かってみると大変なこともありますが、はるこちゃんにもリンちゃんにも本当に色々なことを教えてもらいました。

はるこちゃんやリンちゃんのかわいいお写真はこちらからも確認できますので、お時間ある方はチェックしてみてください!

まだまだ私ができるのは小さいことですが、今後も獣医師として保護犬や保護猫のためにできることを探していこうと思います。

新しくわんちゃんやねこちゃんを迎えることを考えておられる方は、保護犬や保護猫も選択肢にいれてもらえるとすごく嬉しいです!


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動物病院 京都は京都市北区にある動物病院です。

一般的な町の動物病院としての役割のほかに、ねこ専門の病院があったり、骨折や脱臼などの整形外科手術の実績が豊富なことや、皮膚科の専門医診療など、より高度な獣医療も提供しています。

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