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【よくある動物の病気】皮膚の発疹・赤み・痒みについて

2022.05.20

皮膚科

暖かい時期になってくると皮膚のトラブルも増えてきます。

ひどい場合には痒すぎて寝れなくなったりもします。

人間でも痒いとイライラして精神的にも不安定になりますよね。

本日は、かゆみの原因についてお話しします。

 

皮膚の発疹などで考えられる病気

感染症・皮膚炎・腫瘍・内分泌疾患・免疫異常・精神性・先天性など様々な原因で皮膚の発疹は現れます。

皮膚のかゆみは、これらが単独で原因となっていることもあれば、色々絡んでいることも多々あります。

 

皮膚病の原因について

皮膚の発疹を起こす原因で特に多いのが、以下に記載する感染症と皮膚炎になります。

 

①感染症

膿皮症(細菌感染)・糸状菌症・ニキビダニ症

皮膚のバリア機能低下や免疫機能低下によって、皮膚に感染を起こすことで発生します。

皮膚にブツブツが出来たり、赤みや脱毛が起こります。

 

②皮膚炎

アトピー性・食事アレルギー性・脂漏性・ノミアレルギー性・通常疥癬

アレルギー物質が体に付着した時に、免疫が過剰に反応してしまうことでかゆみ・赤みが発症します。

 

ノミ・ダニについては下記のブログで詳しくお伝えしていますので、ぜひご覧ください。

 ノミ・ダニ予防の必要性

 

検査や治療について

感染症を疑う場合は、顕微鏡を用いた皮膚のスタンプ検査や抜毛検査で原因微生物を確認します。

治療として、必要に応じて抗菌剤や抗真菌剤、駆虫剤を用いたり、薬浴によるスキンケアを実施します。

皮膚炎を疑う場合の検査には、アレルギー検査や除去食試験があります。

皮膚炎は確定診断が難しく、飼い主様からの問診情報をもとに、動物の状態から判断します。

治療には、まず原因の排除、そして外用や内服のステロイド剤・免疫抑制剤を用いてかゆみのコントロールを行います。

 

まとめ

なかなか治らない皮膚病の場合には、原因が複雑に絡み合って発症していることがあります。

例えば、高齢で膿皮症を発症して全然良くならない場合に、腰の椎間板ヘルニアの痛みストレスで免疫低下を起こしていた、ホルモンバランスの崩れから免疫低下を起こしていたなどです。

良くならない場合には、その原因が必ずどこかに隠れています。

かゆみが治まらなくて悩まれている場合はそのままにせず、一度ご相談いただければと思います。


動物病院 京都について

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一般的な町の動物病院としての役割のほかに、ねこ専門の病院があったり、骨折や脱臼などの整形外科手術の実績が豊富なことや、皮膚科の専門医診療など、より高度な獣医療も提供しています。

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