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【獣医師が教える】去勢手術のメリット・デメリットについて

2022.07.22

症例紹介

動物を新しく迎えたけれど「去勢手術っていつ頃するの?」「そもそも必要なの?」「手術すると太りやすいって聞いたけど本当?」「性格は変わるの?」とさまざまな質問を受けることが多いです。

今回は、去勢手術についていろんな疑問に答えつつ、メリットやデメリットについてもお話しします。

 

去勢手術とは

去勢手術とは、ホルモンを分泌している精巣を外科的に摘出する処置です。

日帰りの手術になることがほとんどで、女の子の避妊手術と比べると痛みや体に対する負担は少ないです。

病気の予防や男の子特有行動のコントロールに繋がります。

 

去勢手術のメリット

男の子は、生後半年くらいからマーキング(匂いをつけることで縄張りを主張する)などが始まります。

家の中でされてしまうと、掃除が大変になることもあります。

去勢手術を受けることで、マーキングがみられない、もしくは頻度が減る効果が期待できます。

また、男性ホルモンが影響する代表的な病気に「精巣腫瘍」「前立腺肥大」「肛門周囲腺腫」「会陰ヘルニア」があります。

これらの病気は去勢手術により、予防ができたり、治療に役立つことがあります。

 

去勢手術のデメリット

去勢手術を受けるときは、全身麻酔が必要です。

麻酔のリスクは、年齢だけでなく、今の健康状態・過去の病気・アレルギー体質などさまざま要素があります。

事前に血液検査やレントゲン検査などを実施し、リスクを評価します。

また、無事に手術が終わった後も、手術後に傷口を舐めてしまい、細菌感染してしまうこともあるため、届かないように手術後はエリザベスカラーをつけるなどで対策をします。

ホルモンバランスの変化により、手術前と比べると太りやすくなることがあります。

成長とともに骨格や筋肉量も変化するので、手術後は月1回の体重測定をおすすめしています。

運動量やごはんの切り替えるタイミングなどもお気軽にご相談ください。

 

何歳くらいから手術できるのか

アメリカなどでは「早期不妊去勢手術」と呼ばれている、性成熟前の生後4ヶ月未満で手術を行っています。

小型犬は特に、乳歯が残ってしまうことが多いので、生後6ヶ月前後で乳歯の生え変わりが終わるくらいのタイミングで手術します。

この時期に手術することで、抜けずに残った乳歯も一緒に抜いてしまうこともできます。

 

まとめ

おうちに迎えてすぐに去勢手術について考えるタイミングがあり、まだ体の小さい子への手術は心配だと思う方もいらっしゃいます。

また、「手術したら性格が変わるの?」という質問もよく聞きます。

確かに手術後は男性ホルモンが出なくなるので、少し大人しくなる印象もありますが、あくまでも男性ホルモンに関与した行動だけがなくなるというだけです。

成長して、大人っぽくなることはあっても、元々の性格が変わることはほとんどありません。

可愛い我が子だからこそ、色々と考えてしまうことは多いと思います。

子犬・子猫のワクチン接種に来られた際にも、飼い主様の質問にお答えしていますので、お気軽にご相談ください


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