【薬浴】皮膚や毛のベタつきでお困りの方へ

こんにちは、獣医師の吉田昌平です。

 

毛がベタつく、体がかゆい、湿疹ができた、皮膚が赤いなどで困っていませんか?

 

当院では、皮膚科・耳科に力を入れています。
その中で、体質的に皮脂の分泌が多い子がいます。

 

生まれつきだったり、他の皮膚の病気が関係していたり、ホルモンバランスの変化だったり、原因は様々なため、診察の時に今までの様子などを聴きながら、診断や治療方針を決めます。

 

皮膚のケアとして、体のベタつきをスッキリ落とすことが必要です。
そこで当院では、薬用シャンプー、炭酸泉を用いた治療ができます。

 

最近では、オゾンによる治療も導入を検討しています!

どんな感じかをお見せするために、試しに、佐藤先生が連れて来ていた珠杏(すず)ちゃんに入ってもらいました。

 

オゾン

 

空気中の酸素をオゾンにすることで、皮脂を分解・洗浄することで、除菌や消臭の効果があります。

(ちなみに、オゾンは自然に酸素に戻るので安心です)

 

当院では、併設のトリミングサロンと連携し、薬浴などを含めた皮膚の治療を積極的に実施しているので、お困りのことがありましたら、いつもで相談ください。

 

動物病院京都
吉田昌平

皮膚がかゆい ~脂漏性皮膚炎の1例~ 2020年8月

こんにちは。
動物病院京都 院長の坂口邦彦です。

長く続いた梅雨も空けて、暑い日々が続きますね。
お家の中にいても急に熱中症になる可能性がありますので、水分補給を欠かさず体調を崩さないようにお気をつけ下さい。

毎年のことですが、気温・湿度の高い時期はわんちゃんの皮膚病が悪化してくることが多くなってきます。今日は脂漏性皮膚炎の症例を紹介します。

脂漏性皮膚炎は、強いかゆみや赤み、べたべたと全身が脂っぽくなるのが特徴です。
下の写真は初診時の様子です。
首周りの皮膚は毛は抜け、皮膚はゴワゴワとした状態でした。
背中や足にも脱毛や赤みが見られており、毛や体の皮膚はかなり脂っぽくなっていました。
見るだけでもかゆくてつらそうな状態ですね。

 

初診時

 

この子は、自宅での薬浴と外用ステロイド剤を塗るのを飼い主様に頑張ってもらいました。
すると治療開始から1ヶ月後にはゴワゴワとした皮膚はやわらかい皮膚に戻り、毛も生えてきてくれました!
痒そうな様子もかなりおさまってくれてます。
3ヶ月たつと、 ほぼ元通りにまで改善!!

1ヶ月後

  

 

3ヶ月後

 

原因: 
遺伝的な問題やホルモン分泌の異常から過剰に皮脂が分泌され、脂をエサにするマラセチア(酵母菌、カビの一種)が増殖することで皮膚に炎症が発生
よく起こる犬種は、シーズー・ダックスフンド・プードル・マルチーズ・チワワなど

治療: 
薬用シャンプーで良く洗ってあげたり、外用のステロイド剤を用います。
重症の場合は内服剤も用いて治療していきます。

 

皮膚病を直していくには正しい診断と治療、そして飼い主さまの協力が必要です。
皮膚病は完治させるのが難しいこともありますが、決して治らないわけではありません。
すべての症例で、今回のようにうまく治療が進むというわけではありませんが、適切な検査とそれに基づく診断、さらに適切な治療を最後までしっかりとやり遂げることで皮膚は良くなります。
きれいな元の皮膚を取り戻すために、諦めずに立ち向かってあげてくださいね!

 

動物病院京都
院長 坂口邦彦

膿皮症の話 2020年7月

こんにちは。動物病院京都院長の坂口邦彦です 

気温もだいぶあたたかくなってきましたね。この時期になると、保護されたばかりの子猫さんのにゃあにゃあと鳴く可愛らしい声がよく診察室で響いています。 

 

さて、気温や湿度が高くなるにつれて、皮膚病の悪化もよく起こってきます。今日はこの時期に多くなってくる「膿皮症」の話をします。 

膿皮症とは、皮膚の細菌感染によっておこる皮膚病のことです。 

皮膚表面の毛穴から細菌が感染し、赤いブツブツや膿疱(膿が溜まった水たまり)ができてきて、それが破裂してフケや脱毛が発生します。 

下の写真のように輪っか状に皮膚が薄くめくれることがみられます。 

 

   

  

 

原因: 

ブドウ球菌の一種 Staphylococcus pseudintermediusの感染で起こります。 

この菌は正常な犬の皮膚の表面に普段から存在しています。 

 

治療: 

抗菌作用のあるシャンプー剤で洗います。 

シャンプーだけでいまいち直りが悪いときは、抗菌剤を使うこともあります。 

不用意に抗菌剤を使うと、耐性菌(抗菌剤が効かない細菌)が生まれてしまうため、細菌培養・感受性試験(どんな細菌がいて、どんな薬が効くかを調べる検査)を行って、適切な抗菌剤を選んでいきます。 

 

膿皮症は特殊な菌が感染する皮膚病というわけでなく、環境(高気温や高湿度)や皮膚のバリア機能の低下によって起きる病気です。 

ホルモンバランスの崩れやアレルギーが感染悪化の要因となることもあります。 

 

膿皮症はわんちゃんでよく起こる皮膚病です。なかなかよくならず、痒くてつらそうで困っている飼い主様がいらっしゃいましたら一度ご相談していただければと思います。 

 

動物病院京都 

院長 坂口邦彦 

猫の皮膚糸状菌症のお話 2020年6月

こんにちは。

当院 動物皮膚科・耳科から皮膚の糸状菌症のお話です。

皮膚糸状菌というのは、いわゆるカビ、です。
そして、意外にも知られていないかもしれないですが、人間にも伝染るんです!!⇒うつる

難しい言葉でいうと
人獣共通感染症
というものです。

人間に感染すると、リング状の皮膚症がでて、痒くなることも多いです。
もしねこちゃん皮膚症状有り、人の皮膚糸状菌症の症状に合致している場合は、人間の皮膚科に直行してください。

また、もう一つトリビア(古っ)です。
皮膚糸状菌症のほとんどは、ねこちゃん、です。わんちゃんもかかることもあるのですが、レアです。

皮膚糸状菌症の症状は、比較的わかりやすいことが多く、脱毛です。
下の写真は、ねこの皮膚糸状菌症の写真です。

皮膚糸状菌症Cat

皮膚糸状菌症2

 

診断は、ウッド灯という紫外線を当てると紫で光ったり、培地に糸状菌を培養したりして判断します。

以下は、皮膚糸状菌症のねこちゃんに、ウッド灯をあてた写真です。

皮膚糸状菌症3

治療は、抗真菌薬の投薬で実施することがほとんどです。少し長めに投薬することが多いです。
また、ねこちゃんがいる環境に糸状菌が潜んでいることが多いので、環境の消毒も必須です。
以下は、治療前後の写真です。

皮膚糸状菌症Cat
↓↓↓↓↓
皮膚糸状菌症_治療後

当院では、ねこの皮膚糸状菌症をよく診察しています。ほとんどのねこちゃんが治療により、毛も生え、きれいな皮膚になります。

ねこの皮膚糸状菌症かなと思ったら、治療期間も短くするようお早めのご受診をおすすめしております。

当院皮膚科耳科では、院長坂口、副院長吉田を中心に全スタッフが皮膚や耳を診察しております。

動物病院京都
獣医師 園田祐三

皮膚がかゆい ~犬アトピー性皮膚炎の1例~

こんにちは。動物病院京都 院長の坂口邦彦です。 

 

非常事態宣言は解除されましたがコロナで大変な状況はまだ続いていますので、自宅で過ごすペットとの時間を大切にしてくださいね。気温はだいぶ暖かくなって来ましたので、コロナもこれで終息してくれるといいですね 

 

さて、この暖かい時期というのは皮膚病が悪化しやすい時期でもあります。今回はそんな皮膚病の症例をひとつ紹介します。 

 

この柴犬さんは春先から、目の周りや口周り、足先をよく掻いたり舐めたりして皮膚が悪くなったということで来院されました。 

 

 

このわんちゃんは犬アトピー性皮膚炎と診断した症例です。 

この病気の原因は、体が過敏に反応しやすいという遺伝的なアトピー体質の問題が根本にあり、春になると増えてくるハウスダストや様々な原因がきっかけとなり、皮膚炎がひどくなっていきます。 

比較的若いうちに発症し、年が経つごとに悪化し、一年中痒がることもあります。 

良く起こる皮膚の部位は以下の場所です。 

この症例では明らかな感染症もなく、悪化した皮膚の特徴と痒がり方、アレルギー検査から犬アトピー性皮膚炎と診断し、治療を開始しました。 

治療にはステロイドと免疫抑制剤をメインに使用し、スキンケアを併用しながら、ステロイドゆっくりと減量していきました 

すると1週間ほどで皮膚は良化してきて、3か月後には以下の写真のように改善してくれました。 

 

 

改善したと言っても犬アトピー性皮膚炎は完治する病気ではなく、生涯付き合っていく必要がある病気ですので、投薬が体の負担にならないように適切にケア続けてあげなければなりません。 

 

皮膚病は、体質の問題だけでなく気温や湿度、環境中のアレルギー物質など様々な要因が絡んで皮膚の病気は悪化していきます。適切に原因を追求して、治療を実施することで辛いかゆみもマシにしてあげることができます。 

なかなか治らないと思って諦めている飼い主様がいらっしゃいましたら一度相談していただければと思います。 

 

動物病院京都 

院長 坂口邦彦 

京都唯一 動物の耳科(動物の皮膚・耳科)

こんにちは。
動物病院京都 代表の園田祐三です。

コロナショックで、みなさんの生活もなかなか大変な状況ななか、それでもみんなで必死に生きているそんな感じで、過ごしています。
京都市内にお住まいの方も、色々なご苦労があると思いますが、地道にやっていけば必ずコロナには打ち勝てると信じています。
みんなで力を合わせて、難局を乗り切っていければいいなと思います。

当院では、365日24時まで診察をしています。入院についても、他動物病院との違いは獣医師が常にいる、ということです。
トリミング、ワクチンなどの予防から、ハイレベルな手術までを実施しています。
混合ワクチン・狂犬病ワクチン・避妊、去勢手術などはもとより、胆嚢摘出・膀胱結石・会陰ヘルニア・骨折・脱臼・口腔外科・肺外科・腫瘍摘出など様々な手術を実施しています。
その中で、当院ではより専門的な科目として

①皮膚・耳科
②外科・整形外科
③子犬・子猫
④呼吸器科
⑤内科全般

を特徴としてます。
今日は、皮膚・耳科の紹介をしようと思います。
当院では、獣医皮膚科学会に所属し、かつ皮膚科学会会長の皮膚科塾で熟練した獣医師が複数在籍しています。
院長 坂口 邦彦
副院長 吉田 昌平
代表 園田 祐三
です。
皮膚病での困ったや治りがわるい皮膚病。痒みが収まらないなど、皮膚の病気は様々です。
しっかりと原因を究明し、適切な治療を実施しています。
動物にも耳科があります。耳も皮膚の延長と捉えることができます。
当院では、オトスコープという動物の耳を見る内視鏡があり、治りが悪い外耳炎や中内耳炎などに新たな治療を実施しています。

京都で唯一の耳科をもった、当院の皮膚・耳科で、困った皮膚病にしっかり対処していければ幸いです。

動物病院京都 本院
075-465-3330

最近頻度よく診る糸状菌症のお話 2020年8月更新

2020年6月22日追記 8月更新

最新の皮膚糸状菌のページ↓↓↓
https://animal-kyoto.jp/blog/dermatophytosis/

以下は、過去の糸状菌のページです。よかったら参考にしてください。
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こんばんは。 動物病院 京都 院長の園田 祐三です。 最近はめっきり寒くなり、人間も動物も体調を崩さないように気をつけなければいけませんね。 さて、今回の症例は、皮膚病の症例です。 最近、当院の近隣地域では、猫さんを中心に、糸状菌症(カビの一種)が流行っているのか、今までより頻度高く、糸状菌症を診断・治療しているので、写真を載せたいと思います。

下の写真は、2-3ヶ月齢くらいの こねこさんの 尻尾とお耳です。 保護されたときから、尻尾の脱毛および耳がかさかさしているとのことでした。 簡単な顕微鏡検査で、糸状菌(カビの一種)が検出されました。通常皮膚にはマラセチアというカビがいますが、そういったカビとは少し形が異なり、膜を覆っているような姿をしています。

検査では、顕微鏡検査だけで診断がつきました。 当院で行った治療は、 ①抗真菌剤の投与(ネコさんが飲みやすいようなシロップにして) ②抗真菌シャンプーでの薬浴 です。 

糸状菌症の場合、罹患しているワンちゃん、ネコちゃんがほとんど気にしていない・痒がらないことも多いです。 したがって、治療成果としては、脱毛が改善し、発毛してくるかどうかや、痂皮がむけて、皮膚がきれいになってくるかなどに注目し、経過を観察していきます。 治療後3週間ほどすると、毛も生えてきて、しっぽはきれいに生えそろってきています。


糸状菌症は、最近非常によく診る病気(当地域で流行している??)ですが、長引く病気ではありません。 ほとんどの場合が、3週間から1ヶ月くらいの投薬により、発毛し皮膚が良化します。 アレルギーや犬アトピー性皮膚炎といった病気と比べると、上記の期間だけお薬を飲ませて、良くなれば、それ以降は飲ませる必要なく治療終了とすることができる病気です。 外にでる猫さんの場合は、再び外でもらってきて感染してしまうこともありますが、外から来て、現在は家の中でしか飼っていない猫さんの場合は再発することはほとんどない病気です。ワンちゃんの場合は、散歩に出る場合は、よく伝染する可能性があります。

また、注意しなければいけないのは、糸状菌症は、人獣共通感染症の分類に含まれ、ワンちゃんやネコちゃんの皮膚から、人間の皮膚に伝染します。人間側の症状とすると、糸状菌症を患っている動物さんを抱っこしていたり、手でナデナデしていると、その部分に、白い輪っかのような、あるいは赤い皮膚炎が出ることがあります。そういった場合は、お飼いの動物さんを治していくと同時に、人間の皮膚科を受診する必要があります。 動物から人間に伝染しないようにするためには、人間側が、しっかりと手洗い消毒をし、清潔を保つことが重要です。 お飼いのワンちゃん猫ちゃんに似たような症状がある場合は、1度ご受診下さい。

動物病院 京都

075-465-3330

皮膚科:院長 園田 祐三

    獣医師 坂口 邦彦
(2014年当時)