流行りの病気

耳のトラブル 2017年4月更新

2017年4月9日

こんにちは。
京都市北区にある動物病院 京都 獣医師の 吉田昌平です。

ようやく桜も咲き 春らしい季節がやってきました
(今年の冬は長かったですね・・・)

当院は、京都市北区、右京区、上京区の区境の西大路通り沿いにあります。
また、最近では、上京区に新たに、ねこ専門病院である、動物病院 京都 ねこの病院を開院いたしました。

さて、本題ですが、
耳を振る、痒がる、耳垢が多いなど このような症状はありませんか?
当院では、耳のチェックとして耳垢の検査を実施しています。

・マラセチアと呼ばれる真菌(カビ)の一種 (実は、マラセチア自身は常在菌のため、それ自身が悪いというわけではないのですが・・・)

・球菌や短桿菌といった細菌

・耳ダニの成虫や虫卵 (生きた成虫が見える場合は、顕微鏡でみるとはっきりとその動く様子が見える・・・ため、見るのが苦手な方にはお見せしないようにしています)

などが顕微鏡のモニターに映し出されるため、視覚的に耳の環境を確認することができます。原因に応じて、耳の洗浄や、点耳薬、駆虫薬などを処方しています。

しかし
・外耳炎と診断されたが、なかなか治らない
・点耳薬をさすと一旦は良くなるが、また悪化してを繰り返す

このような場合は、通常の外耳炎ではなく、鼓膜付近や、さらにその奥(中耳や内耳)に問題がある可能性があります。

当院では去年から 耳の内視鏡(オトスコープ)を導入しており、
これで耳の中を見れば、ここまで耳の奥がハッキリと見えます!!

詳しくは次回のブログを確認ください。

現在、モニターを募集しており、通常検査代3,000円のところ、1,000円で承っております。(ただし、鎮静が必要な場合は別途、鎮静料がかかってきます。)

先着10名様とさせて頂いているため、早めに獣医師またはスタッフに声をおかけください。

動物病院 京都
獣医師 吉田昌平

動物病院事件簿その2~2015年以来の続き 2017年3月

2017年3月16日

こんにちは。毎回同じコメントからで失礼致します。
京都市北区にある動物病院 京都 および京都市上京区 ねこの病院 院長の園田 祐三です。
動物病院 京都 本院は、京都市北区、右京区、上京区の区境の西大路通り沿いにあります。近くには北野白梅町駅、イズミヤさん、フレスコさん、ドラックひかりさんがあります。

春の狂犬病接種やフィラリア予防のシーズンでは特に、昼間の時間においても予約診療を実施しております。<事前にお電話いただければ幸いです。>
また、日常的に24時までは病院に獣医師が在籍していることも多く、状況により夜間診療を実施しております。

3月は、11日から数日間皮膚科学会に参加し、新しい皮膚科の知見などを得てから、さらに毎月実習させてもらっている皮膚科会長の動物病院に行きました。そしてその帰り道の新幹線の中で、このブログを書いています。
自分は、整形外科、内科、循環器、呼吸器、行動学、画像診断などが好きでより研鑽をしておりますが、やはり皮膚科もメインに勉強しているため、その学会などのへの参加のため院長診察が休診になることもあります。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。医療含め獣医療は常に進歩します。より新しい知見を得て、みなさまのわんちゃんねこちゃんの皮膚トラブルの本質など含め、よりわかりやくす説明していけたらと思っております。

さて、今回は2年前にシリーズ化しようと思い、なかなか第二弾が書けていなかった動物病院事件簿その2です。
事件簿といっても、動物病院あるあるに近いかもしれません。前回はフライドチキン多量食いのダックスさんを紹介しましたが、今回は

バレンタインデー チョコいっぱい食べちゃった事件簿です。

これ、意外に多いんです。本当に。
毎年、2月14日前後になると、チョコレートを食べてしまったのだけどどうしたらいいというお電話、ご来院が多くあります。

今年だけでも数件ありました。今まで実際に食べて来院されたチョコレートの内容を列挙します。さてどれがより危ないでしょうか

1.ゴディバのミルクチョコレート
2.明治のミルクチョコレート
3.手作りのチョコ
4.ハワイで買ってきたマカデミアナッツ入チョコ
5.ビターチョコ

正解は・・・
4と5(状況により1,2,3)
です。

まず、わんちゃんにチョコレートを食べさせてはいけない(後述しますが、ちょっとでも食べたら大変というものではありません)理由は、チョコレートに含まれるカカオの成分の中の、テオブロミンという成分がわんちゃんにとっては毒性があるからです。どのような毒性かというと
嘔吐・下痢・興奮・抑うつ・不整脈・パンティング・高体温・運動失調・ふるえ・痙攣・発作、時に死に至る昏睡等があげられています。

実際、中毒というと身体に支障がでるレベルまでの摂取となると、かなりの量を食べないと中毒量には達しないので、ミルコチョコレートひとかけらあるいは1個などであれば経過観察(下痢嘔吐などがないか)するだけでもいいこともあります。

しかし、5番のビターチョコは、1gあたりのカカオ(つまりそこに含まれるテオブロミンも)多いので、少し食べただけでも、毒性を発現する可能性があります。

また、少し話がずれますが、4番のマカデミアナッツ入りのチョコレートも、マカデミアナッツが入っているという点において、注意が必要です。犬のマカデミアナッツ中毒は、これも量によりますが、嘔吐、痙攣、運動失調を引き起こすことがあります。
実際に自分も夜間診療などをしているときに、数件経験があります。獣医師のみる英語の専門書などには、死に至ることは少なく、自然に回復することもあるが、点滴などの治療が考慮されるとの記載があるため、特に夜間診療等の場合は、点滴治療をしたりすることが多いです。
1,2,3番のミルコチョコレートの場合は、カカオ成分が低い場合、相応の量を誤食しないと中毒はでることが少ないです。(下痢嘔吐は起きるかもしれませんが)

まとめるとチョコを食べてしまった場合は
それがミルコチョコレート 1個とかであれば、経過観察だけで様子がおかしい場合は診察

ミルコチョコレートでも量が多い場合あるいはビターチョコなどの誤食は、治療対象(点滴など)

マカデミアナッツなどナッツ類が入っているものも、ミルコチョコレートであってもナッツ中毒を考慮し、診察の対象になる

と考えています。
主に実施する治療は、催吐処置(食べてから時間が浅い場合)、また皮下点滴、胃粘膜保護剤の投薬です。

ワンちゃんは少し目を離したすきに、ものの見事に誤食します。インターネット上にある情報が本当に正しいのかをしっかりと判断しながら、科学的に正しい情報を得て、しっかりと対処してあげるといいでしょう。

動物病院 京都 
動物病院 京都 ねこの病院
院長 園田 祐三

てんかん発作のお話 2017年3月

2017年3月5日

こんにちは。
京都市北区にある動物病院 京都 獣医師の 坂口邦彦です。
当院は、京都市北区、右京区、上京区の区境の西大路通り沿いにあります。また、最近では、上京区に新たに、ねこ専門病院である、動物病院 京都 ねこの病院を開院いたしました。

さて、今日は脳からの問題、てんかんについてお話していきます。

急に発作が起きたんです!
発作と言われただけだと、失神したのか、けいれんが起きたのか判断はできません。そのため、詳しくお話を聞いていくことになります。
脱力していたなら心臓の問題が考えられますし、身体が硬直したり手足がバタバタしていたなら脳からの問題が考えられます。

もし急にけいれんが起きたら驚いてしまい、どうしたら良いか分からずにおろおろしてしまうかもしれません。

まずは冷静になって状況を確認することが肝心です。

近くに頭をぶつけたりするものがないか、落下してしまうような場所でないか。頭をぶつけたり、脊椎を痛めたりといった二次的な障害がけいれん発作時には起こりえますので、そういった危険から遠ざける必要があります。

1回の発作が5分以上続く場合や、治まっても直ぐに発作が再開する場合は、発作重責や群発発作といって命に関わる重篤な状態ですので速やかに動物病院で治療を行う必要があります。

発作が起きた際は、可能な限り動画でその症状を録画して、確認させてもらうことでより確実な診断の助けとなります。

てんかんは、特発性てんかん(原因が不明な病態、遺伝的要因)、症候性てんかん(脳奇形、脳腫瘍、脳炎、外傷など)に分類されます。

てんかん発作の症状は、体の一部分だけのけいれん(顔だけピクピクするなど)の場合もあれば、全身性の強直間代性けいれん(全身が硬直し、バタバタと手足が動く)が起きる場合もあります。まれに欠神発作(意識消失)や脱力発作が起きることもあります。

発作を起こす病気は多岐にわたり、頭部外傷や、低血糖、腎疾患、肝疾患などでも起こりえます。発作が起きた場合、どんなことが原因で起きたのかを調べることが重要です。
そのために、まずは血液の検査及びレントゲン検査により鑑別を行います。そこで異常がなかった場合、MRI検査やCSF(脳脊髄液)検査、脳波検査によって詳しく調べていきます。MRI検査によって、脳炎や脳腫瘍などの器質的な問題がなかった場合、特発性てんかんが疑われます。

てんかん発作が起きる際に、前兆行動を伴うことがあります。
前兆行動を発見できるかは、普段からよく観察してあげることが重要になります。

そわそわしだした。
部屋の中をぐるぐる一定に回りだした。
多量の涎がでてきた。
普段全然吠えないのに、急に吠えだした。

てんかん歴がある子でこのような行動が出た場合は、早めに動物病院へ連れてきてあげてください。
特発性てんかんでは、残念ながら完治させる治療法はありません。しかし、抗てんかん薬で発作をうまくコントロールしてあげることで寿命を全うすることが出来ます。

ねこの肥大型心筋症 2017年2月

2017年3月5日

こんにちは。
京都市北区にある動物病院 京都 獣医師の坂口邦彦です。当院は、京都市北区、右京区、上京区の区境の西大路通り沿いにあります。また、最近では、上京区に新たに、ねこ専門病院である、動物病院 京都 ねこの病院を開院いたしました。

2月も半ばを過ぎ、昼間の日差しはぽかぽかとしてきましたが、朝晩はまだまだ冷え込みますね。もう冬もそろそろ終わろうとしていますが、今年の冬は冷え込みも厳しかったせいか、例年より胃腸炎が重度になった子が多かった印象があります。
わんちゃんねこちゃんは体の不調を隠してしまい、症状に出づらいことも多いので、単純な胃腸障害に見えても、実は膵炎だったり、消化器型リンパ腫に代表される消化器の腫瘍に陥っていたりと、他の重篤な基礎疾患からの問題であることもあります。
自分自身が人間の病院へ健康診断へはなかなか行けていないですが、症状が見えない段階からの早期の健康診断は大事だなと改めて思います。人間ドックへいかねばと。

さて今日は猫の心臓の病気についてお話をします。猫で多い心臓病として、肥大型心筋症という病気があります。

この病気は、メインクーン・アメリカンショートヘア・ノルウェージャンフォレストキャット・ラグドール・ペルシャ・スコティッシュフォールド・在来短毛種で多いと言われていますが、どの品種でも発生する可能性はあります。中年期以降に発生が多いですが、3ヶ月齢~での発生も報告されており、品種・年齢・性別に関係なく発症する可能性がある病気です。

猫は心臓が悪くなっても症状になかなか出てこないため、飼い主さんが症状に気づく時にはかなり進行していることが多々あります。

・最近ぐたっとして元気がない、食欲も落ちてきた
・遊ぶけど、すぐに疲れる
・安静にしているのに、口をあけて呼吸している
・急に叫んだと思ったら、後肢が動かない

こんな症状が出ている場合は要注意です。特に開口呼吸や、後肢麻痺が出ている場合は緊急状態の可能性も考えられます。

心臓の内部は、左心房・左心室・右心房・右心室という4つの部屋にわかれています。 左心室から全身に血液が送られ、全身を巡った血液は右心房に戻ってきます。右心房から右心室を通って肺に血液は送られます。肺で酸素を受け取った血液は左心房へと流れてきます。そして左心房から左心室を通り、全身に血液が送られます。

肥大型心筋症では、心臓の筋肉が分厚くなってしまうせいで、左心室の内腔が狭くなり、血液がうまく流れず、肺から心臓へ血がきちんと戻れないという状態になります。
その結果、左心房で血液が溜まり、胸水や肺水腫なったり、血栓ができてしまったりします。胸水や肺水腫のせいで呼吸困難を起こしたり、心臓で出来た血栓が全身へ流れてしまい血管で詰まり、麻痺に陥ることがあります。全身へもうまく血液を巡らせることが出来ず、失神を引き起こすこともあります。

肥大型心筋症は、進行が初期の状態では明らかな症状が出ず、重症化して呼吸困難や血栓症になって気づかれることが多くあります。早期に発見するためには、以下の詳しい検査が必要になります。

・胸部レントゲン検査
心臓の拡大、胸水や肺水腫のチェック

・心臓の超音波検査
心筋の分厚さ、左心房拡大、左室での血液の逆流、血栓の有無をチェック

・血液検査
血液循環に影響を及ぼす異変、脱水、腎不全、電解質異常のチェック
内分泌異常のチェック、うっ血状態のチェック

・血圧測定
高血圧になっていないか

肥大型心筋症は、聴診で心雑音が出ないことも多く、定期的に詳しく確認していくことが重要になります。

心筋が肥大しているとわかった場合、根治させる方法は残念ながらありません。
肥大型心筋症の治療は、血管を拡張させたり、心臓の収縮力を高めることで血行動態を改善させて、胸水や肺水腫、血栓塞栓といった命に関わる状態に陥りづらくさせることで、生活の質を維持する事を目標にします。

特に症状がなくても、年に一回はレントゲン検査や心エコー検査でチェックすることをお勧めしています。わずかな変化に気づくことは難しいですが、少し気になるな、という感じでも早めの検診につれてきてあげてくださいね。

ねこの口内炎のお話 2016年10月

2016年10月8日

こんにちは。
動物病院京都 獣医師の坂口です。

この所すっかりと暑くなってきましたね。

忙しさにかまけて自分自身が病院に行く機会をなかなか作れず、腰痛がひどくなったり、虫歯が進行してしまったりと不養生です。
ところで、口腔の問題は人間だけではなく、動物にも色々起こるのをご存知でしょうか?

今日はネコの口内炎のお話をしようと思います。

最近、食べ方が下手になってよくご飯を口からこぼす。口の周りをよくこすっている。

そんな変化起こっていませんか?

口を気にするという症状では、いくつかの原因が考えられますが、ネコさんということを考慮すると、口内炎が一番多いと日々の診療では感じています。

ネコさんの場合だとポチっとどころでなく、口の奥までひどく潰瘍ができていたり、炎症がきつくなってしまっていることもあります。

・口臭がキツくなる
・唾液に血がまじる
・口を頻繁に気にする
・口を痛そうにしてご飯が食べられずに痩せる

などの症状がでていると要注意です。

難治性歯肉口内炎と呼ばれるこの疾患は、ネコの数%にみられると言われています。

原因は口腔内の細菌、免疫低下を引き起こす猫エイズウイルスや猫白血病ウイルス、その他ウイルスの関与、また免疫反応の異常が関与すると言われていますが、まだはっきりとはわかっていません。

 

上記の画像は、左はいわゆるネコさんの口内炎、右は正常の口腔内写真です。

黄色矢印で示す部分には口腔の後部(口峡部)の粘膜に著しい炎症と肉芽様組織の増生が起きています。ここまでなると、食事が喉を通るときに、触れてしまって、ひりひりして口が痛くてまともにご飯を食べることも多く、できなくなります

治療としては、一般的に①内科的治療と②外科的治療が行われます。

①内科的治療
抗生物質、ステロイド剤や消炎鎮痛剤、インターフェロン

 

②外科的治療
抜歯(全臼歯or全顎歯抜歯)、歯石除去

内科的治療ですが、一時的に症状の改善が見られたとしても、完治することはなく、投薬をやめると再発することがほとんどです。最も効果的なのはステロイド剤ですが、使い続けるうちに効果が悪くなったり、副作用の問題が現れてきます。

完治を目指すには、外科的な治療が必要になります。通常は全臼歯抜歯を行って、数ヶ月経過を確認し、効果がない場合は全顎抜歯を行います。全臼歯抜歯の治癒率は60~70%、全顎抜歯では更に+10~20%と言われています。

自分の身で考えると、ご飯をおいしく食べられないのはすごく悲しいことですね。猫さんたちの口に出来ない口の訴えを見逃さないようにしてあげてくださいね。

お薬の投薬の仕方①

2016年10月8日


こんにちわ。動物病院 京都、看護師の大橋です。

今日は、ねこちゃんのお薬のあげ方についてお話します。
お薬をあげるのは大変!というお話をよく耳にします。
大橋家の犬や猫はご飯に薬を混ぜてしまえば気づかないで食べてしまうので、
すごく楽で今までお薬で苦労したことがないのですが、
患者さんの中にはなかなか苦労されている方が多いようで
ご飯に混ぜたらご飯を食べなくなってしまった、
口に入れれたと思ったが見たら床に落ちていた、
ブクブク泡を出してしまい飲んでいるか分からない、
まずお薬をあげ方が分からない!という意見も多数・・・・・

そんな方々のために今日は基本的なお薬の上げた方について写真付きで
解説させていただきます(*´∀`*)
まずは錠剤の投薬の仕方から!

ここで登場!我が家のわがまま娘!にまめちゃん(^^♪
みなさまにお見せするために少し大袈裟にさせて頂いてます。

まずは利き手に錠剤を準備します。
利き手の反対の手でねこちゃんの頬骨のあたりを持ちます。

お薬を人差し指と親指でつまみ、中指で下あごをあけます。
ここでしっかり利き手の反対の手で頬骨をロック出来ていないと、
噛まれてしまうことがあるので要注意・・・・

そしてお口の中心にお薬をポンっと落とします。
この時に、お口の端っこにお薬を落としてしまうと、
口をうにゃうにゃしてお薬を出してしまったりする原因になります。

この時に、手でやめて―!とパンチしてくる場合もあるので、
だれか協力者がいれば手を持ってもらったり、
一人でする場合はタオルやネットに入れて顔だけ出して投薬するのも
いいかもしれないです(^◇^)

お口にお薬が入ってしまえばこっちのものです!
顎をサスサスさすったり、お口を閉じてお鼻にフッと息を吹きかけたり
注射筒でお口にお水(おいみず)してあげるとスッと流れていくと思います。

上手にお薬が飲めたらめいいっぱい褒めてあげましょう(^_-)-☆

以上、大橋の投薬講座でした。
次回は、まずお口があけれない!錠剤は難しい・・・という方のために
液体の投薬の仕方を伝授させていただきます(^^)/
説明だけでは分かりません(´;ω;`)という方は、当院スタッフまでお気軽に
ご質問ください!

犬アトピー性皮膚炎 2016年9月

2016年9月13日

こんにちは。 動物病院 京都 院長 園田 祐三です。 今年は、台風が何度も通過し、不安定な夏の終わりでした。最近では、朝晩は寒いくらいになってきましたね。 この季節の変わり目は、わんちゃんねこちゃんが体調の崩しやすい時期です。皮膚の不調や、下痢嘔吐など消化器系の不調、咳くしゃみなど呼吸器循環器なども症状としてでてくることがあります。 さて、当院では、外科、整形外科、内科全般など多岐にわたり毎日診療をしておりますが、皮膚科にも非常に力を入れて診察をしております。 これまでは、おもに脱毛症が、画像としてもわかりやすく説明させて頂いておりましたが、今回は典型的な痒みを呈する犬アトピー性皮膚炎の、柴犬さんを紹介します。

犬アトピー性皮膚炎の症状は、まず皮膚の痒みです。初期の場合は、痒み以外の症状がでないこともあります。つまり、皮膚の赤みなどが無いにもかかわらず、痒いということがあります。しかし、月日がたつにつれ、眼の周り、口の周り、耳、四肢などを中心に、赤みなどがでて、毛も抜けてしまうということが多いです。
犬アトピー性皮膚炎は、特に柴犬など日本系のわんちゃんでの発生が非常に多いです。状況により、トイプードルなど他純血種などで認められることがあります。

今回、写真をお伝えするのは、柴犬さんの3歳、女の子です。主訴は、夜も眠れない痒みが、顔周りなどを中心にあるということでした。
次にお見せするのが、眼の周りや口の周りの写真です。
よく見ると、眼の周りが赤くなったり脱毛したり、口の周りの毛が薄くなったりしているところがあります。

犬アトピー性皮膚炎を診断するためには、一般的な皮膚検査などで細菌やカビなどの関与を否定し、また時に動物専用のアレルギー検査(IgE検査etc)を血液検査にて実施し、また各種ホルモンなどの影響で脱毛しているのではないことの裏付けを、検査にてチェックしていきます。
今回は、皮膚検査では、特に大きな異常は出ず、IgE検査でたくさんの項目に異常値が出ました。以下がその結果です。
上から、ハウスダストの1種であるコナヒョウヒダニへの反応を筆頭に、巷に生えている雑草などにもかなりの反応が認められます。

上記のIgE検査は、通常の血液検査に比べると、やや高額ですが、今回のように有意義な検査結果が出ることも多く、有用な検査です。これだけで犬アトピー性皮膚炎とすることはなく、現在の症状、今までの症状、犬種、痒みや赤みなど皮膚の症状がでている部位など総合的にみて、診断していきます。

今回は、その他の皮膚検査で異常を認めず、その他血液検査においても、異常を認めなかったため、初診時にCADと仮診断し、治療を開始しました。当院では、脱ステロイドを目指しているので、ステロイドを極力使用しない投薬にて、主に内服治療を中心に実施しました。

他の部位にも、症状があったのですが、割愛して、典型的に症状が出る部位を中心に比較してみましょう。

左が治療前、右が治療後(2週間後)です。
続いて、口の周りの比較です。飼い主様は当初、眼の周りおよび口の周りが脱毛していることや赤みがあることへの認識はあまりありませんでした。

上記も左が治療前、右が治療後です。
口の周りについても明らかな発毛を認めます。

内服薬の投薬にて、夜もぐっすり眠れるようになり、起きている時間の動きがすごく活発になったということで、飼い主様も喜ばれていました。

今回は、仮診断名として犬アトピー性皮膚炎、その治療を実施して、良好な治療結果がでて、本診断名も犬アトピー性皮膚炎としました。

まだ比較的若い柴犬さんの場合、今回は6,7月からの発症でしたが、来年再来年と月日を経るごとに、その時期が4,5月などへと早くなることや、そのとき症状がでたときに、今回でた症状よりきつくなったりすることが予想されます。

そのため、早期に予防的に治療を実施することもあります。
今回は、幸い、さらに赤みや脱毛が広がる前にご紹介にてご来院頂いたので、非常に短期間で治療の成果をあげることができました。
慢性的な痒み、脱毛など皮膚の症状でお困りの場合は、特に難治性の場合、院長園田が診察させて頂きます。急性な皮膚病や、よく起きる皮膚病の場合は、全獣医師が診察させていただきます。
今回は皮膚の紹介でしたが、骨折、前十字靭帯断裂などの整形外科、糖尿病などのホルモン疾患、内科疾患、腫瘍疾患など多岐にわたり日々診察しております。
京都で、お困りのことがあれば、いつでもお声おかけください。

動物病院 京都
院長 園田 祐三

骨折症例について 2016年8月

2016年8月23日

こんにちは。動物病院 京都 院長の園田 祐三です。

先月の7月は、骨折の手術が多かったです。当院では、平均すると月に1-2件くらいなのですが、先月だけで数件の骨折手術がありました。

骨折は、骨が未成熟なまだ若いわんちゃん猫ちゃんで起きることがおおいです。特にわんちゃんでは、圧倒的にトイプードルが多く、ポメラニアン、イタリアングレーハウンドなども好発犬種です。猫ちゃんは、交通事故で起きることが多く、特に特徴的な猫種さんはいない印象です。

今回、両方の前足が骨折をしてしまった、若いトイプードルさんのレントゲン写真を紹介します。

今回の骨折は、前肢の骨折でした。

両前肢 橈尺骨遠位骨折です。
しかも、体重が2kgと超小型犬さんなので、骨も非常に細く、幅が5ミリしかありません。
さらに今回は、手根関節から骨折部位までの距離が、5ミリしかなく、通常のプレートを入れることが困難な場所であることや、両前肢が同時に折れてしまっていることで、術後に骨折部位にかかる負担が通常の片側骨折に比べると、大きいということを考え、骨折治療の先進治療である、Synthes社のLocking Systemを用いました。
最近施術した症例なので、治療経過としては途中ですが、順調な経過をたどっています。

右図は、途中経過のレントゲン写真です。

Locking Systemの特徴は、プレート(支えとなる板)すべての穴に、スクリュー(ねじ)を入れなくても、十分な強度が得られるという点にあります。

通常のプレートであれば、さらに数個のスクリューをいれなければならないところですが、今回は骨折近位に2本、骨折遠位に2本、計4本だけを挿入し、治療を実施しています。

最初に骨折したときは、歩けなかったですが、今は元気に4本足をついて歩いています。

骨折はどうしても起こってしまう病気ですが、適切な治療を適切なタイミングですることでかなり良好な経過をたどることができます。

動物病院 京都
院長 園田 祐三

難治性の脱毛について 2016年8月

2016年8月19日

こんにちは。動物病院 京都 院長の園田 祐三です。

月に1回、必ず埼玉などに出張にいくのですが、そのたびに京都は暑くて大変でしょうと聞かれます。ただ、自分としては京都の暑さが嫌いなタイプでないので、むしろ東京や埼玉の人工的な暑さの方が嫌だと感じてしまいます。

今回は、以前に報告させていただいていたわんちゃんの追加報告です。

右は、初診時の写真です。長きにわたり脱毛症があり、生えてこなくなっていたということでした。

続いて、2ヶ月後に段々と発毛してきた写真です。<前回はここまで>

さらに、治療を加えた後の写真が3枚目です。

まとめると、以下のような時間経過です。

今では、発毛していて、どこが脱毛していか分からないレベルです。

今回は、皮膚の循環障害の診断で、それに応じた治療薬および皮膚循環を改善させる当院専用の温浴を施術しました。治療薬といっても、当院は脱ステロイドを目指しているので、ステロイドなどのような強い治療薬を一切使用せず、主にビタミン剤などでの治療でした。

皮膚は、慢性的に痒い、慢性的に脱毛しているなどの症状があっても、皮膚検査・皮膚生検・血液検査・血液内分泌検査・レントゲン検査などを通して、適切な診断をし、適切な治療を行えば、このようないい結果が出ることも多いです。

皆様がお飼いのわんちゃんねこちゃんが、皮膚病を患っている、急に痒くなった、昔から毛が少ないなど、お困りのことがあれば、お伝え下さい。
なお、難治性の皮膚科は特に、私、院長園田が診察しておりますが、一般診療における皮膚科は、当院すべての獣医師が診察しております。
難治性の場合は、院長園田の出勤日にご来院下さい。

動物病院 京都
院長 園田 祐三

下痢のお話 2016年8月

2016年8月19日

こんにちは。
動物病院 京都 獣医師の吉田 昌平です。

暑い日が続いていますね。普段は冷房管理下の職場のため、たまに外に出るとめまいがしてしまいます。

動物たちも気温の変化に身体が耐えられず、体調を崩す子が多いです。

今回、その中でもよく起こる「下痢」についてお話したいと思います。
下痢には様々な原因がありますが、

・環境の変化(季節の変わり目、旅行に連れて行ったことによる疲れなど)
・食事の変更(ドライフードの変更、今までにあげたことのないおやつなど)

などでも下痢をしてしまうことがあります。

 

当院では、下痢している子のうんちの状態をチェックさせてもっています。

まずは、うんちの色、固さ、匂い、粘膜便や血便の有無などを確認し、顕微鏡を用いて、脂肪や炭水化物が消化されているかの確認、腸内細菌のバランス、寄生虫の虫卵などの検査を実施しています。

 

その後、顕微鏡でみれた写真を一緒に見てもらっています。その中の一部を紹介します。

コクシジウムという寄生虫です。特に保護猫や外飼いの猫に多いです。

やっかいなことにアルコールでも塩素消毒でも死滅しません。熱湯には弱いため、熱湯消毒でやっつけることになります。他にはオルソ剤という消毒剤もあるのですが、強い匂いがあるため、あまり使用しません。

右の写真は、ネコちゃんの糞便検査(検査料:800円)をした際に検出された、コクシジウムのオーシストです。

続いて、右の写真は、芽胞菌と呼ばれる腸内細菌で、健康な子にも少数みられますが、異常に数が多いときは、内服薬が必要なこともあります。

コクシジウム症の場合、治療が遅れると重症化することがあります。そのため早期発見、早期治療が必要です。
今回は幸い、早期の糞便検査により、重症化するまえにコクシジウム治療薬を使用することができたので、完治し元気になってくれました。コクシジウム症は環境中の浄化も大事なのでそういったご指導もさせていただきながらの治療でした。
芽胞菌に対しては、芽胞菌に効くお薬を使用し、また整腸剤も合わせて飲ませます。芽胞菌は正常な子にも認められる細菌です。そのため、芽胞菌が完全にみられなくなるまで投薬するというより、便がきれいになるまで飲ませて治療終了となりました。

下痢以外に、食欲不振、お腹を痛がる様子、吐き気がある場合などは追加で検査が必要な場合もあります。

単なる消化不良による場合もありますが、深刻な病気の可能性も考えられます。元気だったワンちゃんネコちゃんがぐったりしたり、下痢が続き、普段と違うウンチの臭いがしたり便に血が混じっていたりする場合は、早めに動物病院でチェックしましょう。

また、慢性的であったり、再発をしてしまったりなどがある場合は、状況によりレントゲン検査や血液検査、さらに超音波検査を実施しなければならない場合もありますので、お飼いの動物さんで気になることが御座いましたら、お伝えいただければ幸いです。

消化に優しいごはんに変えたりすることや、腸内細菌のバランスを整えてあげたりすることが下痢を長引かせないための重要なポイントでもありますので、注意しながら治療をしていってあげましょう!

動物病院 京都
獣医師 吉田昌平

 

心臓病のお話 2016年8月

2016年8月8日

こんにちは、動物病院京都の坂口邦彦です。この所夜も暑くなってきており、自宅で冷房をつけようとすると、リモコンが行方不明!汗だくでなかなか寝付けない状態です。 夏場は体調を崩しやすく、人と同じく動物も熱中症、循環器や呼吸器、泌尿器の問題が出やすい時期ですのでよく様子を見てあげてください。

呼吸困難を呈していると訴えて来られたわんちゃんをお伝えします。 来院時、咳が荒くなり、元気食欲がなくなっているとのことでした。聴診において重度の心雑音が確認されました。心臓の雑音は、獣医師が聴診器で聴いていくものなのですが、音の強さによって、6段階に分かれていて(1が軽度、6が重度)、そのときの音がすでに6段階中の6でした。そこで心臓や肺の状態を確認するために撮ったのが下のレントゲン写真です。

左上の画像は初診時のレントゲン写真です。 右上の画像は健康な子の写真です。 肺野が白くなり、心臓と肺の境界が不鮮明になっているのが見て取れます。 肺は、肺胞と呼ばれる小さな袋が集まってできており、肺胞を通して酸素と二酸化炭素の交換がされています。この肺胞の中に血液の液体成分が滲みだしてしまっている状態、肺水腫となっている状態でした。心臓の左心室から全身へ血液を送り出す力が低下し血液が肺に過剰に貯留してしまう状態で、これは心原性肺水腫と呼ばれます。

検査としては、レントゲン検査、超音波検査、血液検査などが考えられますが、動物さんの状態を安定させるために、優しい方法として、うつ伏せのレントゲン検査と血液検査のみを実施し、治療を優先することにしました。

そこで当院で行った治療として
①マスクからの酸素吸入 その後 高濃度酸素集中治療室での入院管理

②肺から水を抜くための利尿剤の投与

③心臓の負荷を軽減するためにの血管拡張薬、強心薬の投与 を行いました。

治療開始8日後に撮影したレントゲン像が右下の写真になります。 肺野に写っていた白いモヤは消えて、肺と心臓の境界ははっきりとするようになりました。

体調が落ち着いてから、超音波検査により心臓を詳しく検査してみました。すると心臓の左心房と左心室の間の僧帽弁の片側の腱索が断裂し、また反対側が粘液腫様変性を起こしており、うまく弁が閉鎖できなくなっているために逆流が生じ、左心房は重度に拡張しているという状態でした。 心臓の内部は、左心房・左心室・右心房・右心室という4つの部屋にわかれています。 左心室から全身に血液が送られ、全身を巡った血液は右心房に戻ってきます。右心房から右心室を通って肺に血液は送られます。肺で酸素を受け取った血液は左心房へと流れてきます。そして左心房から左心室を通り、全身に血液が送られます。 左心での逆流が生じた結果、肺でのうっ血が起こり肺水腫に至ります。

動物は人と違って、呼吸が苦しいとは言ってくれません。飼い主さんがしっかりと見てあげる必要があります。最近すぐ疲れる、咳が増えてきた、安静にしているのに呼吸が荒い、といった症状が観察された場合、高齢だからと勝手に納得せず、すぐに病院に連れて行ってあげてくださいね。

毛が生えてきたお話 Part2 2016年4月更新

2016年4月25日

こんにちは。
動物病院 京都 院長の園田 祐三です。

最近、ダックスさんで毛が生えてきたお話を、HPに載せさせてもらったのですが↓↓

http://www.animal-kyoto.jp/popular_illness/10533.html

今回、まったく別のわんちゃんで、永らく毛が生えずに、同じようにきれいに毛が生えてきたトイプードルさんを紹介します。

今回、お話するトイプードルさんは、2歳すぎの男の子です。
「痒みや赤みはないのだが、両方の脇腹がきれいさっぱり脱毛している」ということでご来院されました。
1ヶ月半に1回はシャンプーをしているとのことで、皮膚には塗り薬をぬっているということをお伝え聞きました。

下の写真は、当院初診時の際の、写真です。
たしかに、両脇腹は、産毛のような細い毛がごくわずかに観察されるだけで、ほぼ脱毛しています。また、飼い主様がおっしゃられるように、赤みなどはみられず、脱毛している辺縁に、カサカサとした皮膚が多量についているのが特徴でした。

今回の、皮膚病の印象として
皮膚の触り心地や見た目がかなり薄く弱そうに感じたことや、血管が明確に浮き出ていたこと、また脱毛境界部位に痂皮の付着が認められたこと、さらに発疹がほとんどなく、赤みもなく、痒みも無いことから、皮膚が全体的に弱っていると感じ、まず皮膚を少し取り出してと考えるより先に治療を優先することにしました。

皮膚の一般的な検査を実施すると、とくに細菌やマラセチアというカビ、また疥癬などの寄生虫などは検出されませんでした。

仮の診断として、もともとの皮膚の脆弱さに加え、外用ステロイドなどの塗布剤の影響などを考えました。

治療方針は、
・京都では当院のみ導入している特殊なメディカルウォッシュ(㈱三菱クリンスイ)での薬浴を定期的に実施(当院のメディカルウォッシュは皮膚の血行を大幅に改善し、血行障害のある場合は、毛が生えたり痒みがマシになったりする効果があります)

・血行障害のお薬2種類

・外用塗布剤の使用の一時中止

で決定しました。
前回のダックスさんでもそうでしたが、ステロイドやシクロスポリンなどの免疫抑制剤や抗生剤などは一切使用しない方向で治療することとしました。

今回は、皮膚を病理検査に出していないため、探り探りの治療で、治療効果が出るかを慎重に確認しながらの経過でした。
3週目の写真を下にお示しします。写真では分かりにくいですが、わずかな発毛を認めます。しかし、劇的ではありません。

さらに、1ヶ月たった計7週目の写真です。
この頃より、いつもメディカルウォッシュを担当している、看護師から、「先生、毛が生えてきました!!」という報告があり、喜んで見に行った写真です。

また、特徴としてメディカルウォッシュ後に、「先生、メディカルウォッシュをするとやや赤黒くなるのですが大丈夫ですか」と言われ、見てみるとたしかに皮膚が赤く黒くなっており、さらに拡大してみると、毛包の周囲が黒くなっている様子で、永田先生のお話でも、発毛する兆しとして、黒くなることがあるとご教授あり、良い徴候と判断して、さらに治療を続行しました。

良い徴候と考えて、継続治療をしてさらに3週間たった、10週目でかなり発毛が認められるようになりました!!

もともとの毛質とは若干異なる毛ですが、手で引っ張っても脱毛することのないしっかりとした毛です。

経過順に写真をのせます。

同じ部位の 初診時と現在の拡大比較写真です。

長いこと、生えてこなかったことを考えると、2ヶ月ほどで、発毛が明確に認められ、順調な経過です。

いまかなり生えている最中なので、これからさらに1-2ヶ月するとより発毛が認められるのではと考えています。

今回、皮膚の病理検査を実施はしませんでしたが、当院の特殊なメディカルウォッシュおよび血管障害治療薬にて、良好な結果が得られた症例を紹介致しました。

慢性的にお悩みの皮膚は、主に院長園田が診察させていただいております。ご希望の方は、院長園田が休診日の水曜日木曜日以外でのご来院をお願い致します。なお、急性の皮膚炎、あるいはその他、一般皮膚科は、どの獣医師でも診察させていただいておりますので、お困りの際は、いつでもご来院ください。

動物病院 京都
獣医皮膚科学会 所属
院長 園田 祐三

毛が生えてきたお話 2016年4月更新

2016年4月25日

こんにちは。
動物病院 京都 院長の園田 祐三です。

去年より、定期的に獣医皮膚科学会 会長である永田雅彦先生の動物病院に皮膚科を研鑽にいっているのですが、最近ながらく毛が生えなかったわんちゃんに治療をすると発毛が見られるようになったことのが、嬉しく思っています。

最近は、皮膚科のなかで、新しい概念がでてきており、それが皮膚の血管あるいは神経などの局所的な異常です。そういったものがあると、脱毛してしまったり、ひどく痒がったりと、あたかも犬アトピー性皮膚炎やアレルギーのような症状と似てしまって、なかなか診断が難しいことがあります。

「わんちゃん・ねこちゃんの毛が抜けてきた!!」

という症状は比較的よく聞く症状です。

「毛が抜ける」といったときには、様々な要因があり、皮膚が痒くて舐めることで抜けたり、毛が成長をやめてしまって抜けてきたり、犬アトピー性皮膚炎により皮膚がもろくなって抜けてしまったりと色々です。

そんななか、子供の頃から診察をしているわんちゃんで、しばらく生えてこなかった毛が、皮膚の一部を取り(皮膚生検といいます)、病理検査(ドラマ「フラジャイル」で有名になった病理)を実施し、犬アトピー性皮膚炎とかではなく、皮膚の血行障害により脱毛し、血行障害の治療を実施したところ、かなり発毛が認められたわんちゃんを紹介します。

ダックスさんで、現在6歳の女の子です。幼少の頃より、皮膚を痒がることが多く、犬アトピー性皮膚炎の検査やアレルギー検査などを実施し、様々なものに反応することがわかっています。
そんななか、上の写真のように、犬アトピー性皮膚炎などでは、症状がでにくい場所が脱毛してきたため、局所麻酔にて皮膚の一部を取り、永田先生に顕微鏡にて確認してもらったところ、おそらく先天的に、皮膚の血管が弱く血行障害が起きているとのことでした。

そこで、皮膚の血行障害を治すおくすりを、飲ませたところ、1ヶ月くらいで毛が生える徴候が認められ、2ヶ月後くらいには以下の写真のように、かなり生えてきました!!

さらに2ヶ月たった、計4ヶ月目の状況が次の写真です。
もともとの毛よりもさらに濃くなっている感じです。

同じ部位を時系列で並べてみると、わかりやすいですね。

今回、順調な経過を辿った理由としては、皮膚をしっかり診察させてもらい
皮膚を実際に局所麻酔にて取り、病理検査にて皮膚の構造を解明したことにあると思います。闇雲に、治るかわからない薬を使い続けるより、病気の原因をしっかりと掴むことが大事だといえるでしょう。
また、今回使用している薬は、ステロイドやシクロスポリンといった、免疫抑制剤などでもなくまた抗生剤なども使用していません。比較的マイルドな血管障害用のお薬を2種類程服用してもらった結果です。

長年の脱毛に悩まされている方や、お困りの方含め、何らかのアレルギー、犬アトピ性皮膚炎などを患っている方でも、しっかりとした検査を実施し皮膚の状態を解明し、それに基づいた適切な治療薬を用いれば、皮膚の状態が大幅に改善する可能性があるかもしれません。諦めずに一度ご相談いただければと思います。

動物病院 京都
獣医皮膚科学会 所属
院長 園田 祐三

おしっこのおはなし 尿道閉塞編 2016年2月

2016年2月2日

こんにちは、動物病院京都の坂口 邦彦です。
一日中病院の中で過ごして季節感のない生活を送りがちな日々ですが、診察する病気によって季節を感じる事があります。夏場だったら熱中症が増えたり、冬場だったら尿道閉塞が増えたりと。

さて今日は、そんな冬場に多くなるオス猫の尿道閉塞についてお話しようと思います。

 

急にトイレに何回も行くようになった。

普段より陰茎を気にして舐めたり噛んだりしている。

トイレに行ってもおしっこが出ずに呻く。

 

こんな症状が出ていませんか?出ていたら要注意です!

トイレに何回も行っていても、尿が出ているようなら尿道閉塞の可能性は下がりますが、もし尿が出ていないなら一刻を争います。尿が排泄できないと、腎臓で作られた尿が膀胱から腎臓に逆流し、老廃物が体から排泄できなくなり、尿毒症を引き起こしてしまいます。自分の身で考えてみてください。

Q:おしっこが3日出ないとどうなりますか。

A:・・・

トイレに何回も行くのに、トイレの砂はぬれていない。そんな姿が見られたら緊急事態の可能性があります。治療開始が早ければ大事には至らないことが多いですが、治療開始が遅れると急性腎不全を引き起こし、取り返しの付かないことになることもあります。

もちろん、トイレ通いをする=尿道閉塞 というわけではなく、色んな可能性があります。

診察で膀胱が硬くパンパンに溜まっているなら、尿閉閉塞 なってしまっているか、、、となってしまいます。

そんなに溜まっていないようなら、膀胱炎?それとも多尿になっている?と考え、尿検査をしていくきます。そこから膀胱の問題なのか、腎臓の問題なのか、それとも他に問題が隠れているのか絞り込んでいきます。安心してください、出してますよ、とは猫は言ってくれませんので、様子がおかしいと感じたらすぐ病院に連れて行ってあげてください。

 

尿道閉塞は結石や尿道栓子(膀胱炎などで剥がれ落ちた細胞塊が固まったもの)などが詰まることで起きます。

尿石ができる原因としては、

①食事中のリン、マグネシウムやカルシウムといったミネラルのバランスの崩れ

②気温や環境の変化、ストレス

③肥満など、本人の体質の問題

などが関わって生じます。

尿石予防のフードに変更する、水飲み場を多く設置する、こまめに新鮮な水に替える、トイレを常に清潔に保つことで変化に気付きやすくしておく、などの対策をされておくのが良いでしょう。

動物はなかなか自分の状態を伝えてはくれませんので、「普段の様子」をよく観察しておいてください。

「普段の様子」と違う=なにか問題が起きている

この図式を忘れずに、病気の際にはすぐに違和感を感じられるようにしておいてあげてくださいね。

 

猫の下痢について 2015年9月

2015年9月25日

こんにちは。

動物病院 京都 院長の 園田 祐三です。

今年は、京都市内で子猫を保護されて、ご来院される方が去年、一昨年と比べると

比較的多いようです。

その分、病気も多く、子猫の目やに・くしゃみ・鼻水、また下痢、皮膚病など様々です。

中でも、今回は特に最近よく見かける、子猫の下痢の原因のひとつである、コクシジウム症について、お伝えしていきたいと思います。

子猫さんは、母猫の母乳を摂取することによって、母猫から合わせて、免疫をもらいます。ただ、それと同時に、母猫が猫エイズや猫白血病ウィルスなどにかかっている場合には、感染をしてしまうこともあります。

そのような中で、生後しばらくは大丈夫なのですが、しばらくすると、でてくる症状として、子猫さんの下痢があります。

下痢には、細菌性・ウィルス性・寄生虫性・食事性など様々な原因がありますが、特に今回は、ここ最近、京都でよく流行っているコクシジウム症についてです。

 

コクシジウムとは、ねこちゃんの内部寄生虫の一種で、イソスポラ、トキソプラズマ、クリプトスポリジウムなどが、含まれています。

主に、糞便中に排泄されるため、親猫がかかっていた場合、親の糞便に接触することで、子猫のうちから感染していることも多いです。

症状は、主に下痢をメインとします。感染が中等度から重度である場合は、下痢や衰弱から死亡することもある怖い病気です。

また、ここ京都では特に最近よく診ることが多い寄生虫で、非常に注意が必要だと思っています。

子猫はよく下痢することも多いですが、なんとなく痩せているこだなぁ、少し普通の個より元気なく、発育が悪いなぁというときにはコクシジウム症の可能性もあります。

検査法は、ショ糖あるいは飽和食塩水などを用いた浮遊法が検出しやすいです。濃厚感染の場合は、そういった方法をしなくても検出されることもありますが、基本的には浮遊法を実施したほうがいいでしょう。(浮遊法の検査時間は約10-15分)

治療法は、イソスポラ等の場合は特に確立されており、コクシジウム症用の内服薬を数週間投薬すれば、治療できます。

成猫は、コクシジウムにかかっていても、あまり症状が出ないことが多いです。したがって、成猫の下痢はコクシジウム症でない場合も多いです。このことは、逆に症状のない成猫が、糞便中にコクシジウムをばらまいているという風に考えることもできます。それに触れた子猫さんがコクシジウムに罹患し、重症化することも多いということです。

その際に、気をつけねばならないことは、コクシジウムのタマゴのようなものであるものをオーシストと呼ぶのですが、そのオーシストは、非常に消毒薬に抵抗性があり、塩素やアルコールなどでは死滅しにくいことが特徴で、糞便で汚れた、ケージ、タオル、食餌の容器などなどがコクシジウム症の再感染を引き起こすことも多々あるため、特殊な消毒剤を使用するか、もしくは熱湯消毒・天日干しなどを併用しながら、環境の浄化にも努めなければなりません。

子猫さんがかかる病気には、他にもたくさんありますが、今回は京都で特に今年注意すべきコクシジウム症を取り上げました。

また、わからないことがあれば、お電話にても問い合わせ承っておりますので、お問い合わせください。

動物病院 京都

院長 園田 祐三

電話番号:075-465-3330

E-mail:info@animal-kyoto.jp

耳の毛の脱毛症 2015年9月

2015年9月14日

こんにちは。

動物病院 京都 院長の 園田 祐三です。

今年の夏は、暑さが凝縮していた分、涼しさの到来が早かったような気がします。

最近では、夜寝るときに、夏用のタオルケットでは風邪を引いてしまいそうなぐらい

冷え込むことがおおいですね。

さて、多くの皮膚症例、下痢嘔吐などの消化器疾患、またその他、骨折、膝関節脱臼、大腿骨脱臼などの整形外科疾患、僧帽弁閉鎖不全症、猫の肥大型心筋症などの循環器疾患、肺炎、気管虚脱、軟口蓋過長症などの呼吸器疾患、糖尿病、クッシング症候群、甲状腺機能低下症・亢進症などの内分泌疾患など、様々な病気・疾患を毎日診察しております。

様々な症例を診察させて頂いているのですが、当HPになかなかアップできずに申し訳なく思っていましたが、ようやくアップすることができました。

今回は、最近特に多い、皮膚科での症例です。

よくみる、耳介部(人でいう耳たぶ)の脱毛症についてです。

1歳のトイプードルさんの耳の毛の写真です。

写真は左耳ですが、左右の耳ともに同じような脱毛が認められました。

毛検査や皮膚スタンプ検査などその他の検査を実施し、毛包虫症や細菌感染、真菌感染などが否定的でした。

本人は痒みもなく気にもしていないということ、血管の走行などから考え耳介の血管の循環障害・血行障害を疑い、ビタミン剤などのマイルドな内服にて治療を開始しました。

1ヶ月半後の写真です。

脱毛症の治療期間は、他の皮膚症例よりかはやや長く、2-3ヶ月は少なくとも続けなければなりませんが、今回のトイプードルさんは、途中経過としては非常に順調な経過をたどっていました。

治療開始後3ヶ月後の写真です。

写真は左耳ですが、左右ともに発毛が認められ、完全に脱毛部位がわからなくなっています。

下に初診時と、発毛時の写真を並べます。

今回は、耳介部の血行障害を疑い、ビタミン剤やサプリメントなどのマイルドな内服によって、功を奏しましたが、一般的には脱毛症は、やや骨が折れることも多い病気のひとつです。

単純に、毛包虫などといった、毛包にひそみ脱毛症をひきおこす寄生虫がいることもあり、そうゆう場合は、ビタミン剤などの投薬では、到底治療がかないませんので、そういった虫を退治する薬を注射したり、投薬したりします。

皮膚科受診の症例で、多いのは膿皮症、犬アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、疥癬アレルギー、ノミアレルギー、毛包虫症、糸状菌症などです。

皮膚病の場合、本人の体質のこともあり、継続的な治療をすることで、いい状態を維持するといった症例も多いです。

薬浴、サプリメントなどはもちろん、減感作療法、シクロスポリン療法、インターフェロンなどを使用し極力ステロイドを使用せず、あるいは減薬しながら、皮膚病をコントロールしています。

なかなか毛が生えない、痒みがきついなど皮膚病で悩んでおられる場合は、一度ご相談に来て頂ければと思います。

長年に続く慢性的な皮膚科症例については、院長 園田が主に診察しておりますので、勤務表↓↓↓

http://www.animal-kyoto.jp/shift/

をご確認の上、ご来院下さい。

動物病院 京都

院長 園田 祐三

最近頻度よく診る糸状菌症のお話 2014年10月

2014年10月11日

こんばんは。

動物病院 京都 院長の園田 祐三です。

最近はめっきり寒くなり、人間も動物も体調を崩さないように気をつけなければいけませんね。

さて、今回の症例は、皮膚病の症例です。

最近、当院の近隣地域では、猫さんを中心に、糸状菌症(カビの一種)が流行っているのか、今までより頻度高く、糸状菌症を診断・治療しているので、写真を載せたいと思います。

下の写真は、2-3ヶ月齢くらいの こねこさんの 尻尾とお耳です。

保護されたときから、尻尾の脱毛および耳がかさかさしているとのことでした。

簡単な顕微鏡検査で、糸状菌(カビの一種)が検出されました。通常皮膚にはマラセチアというカビがいますが、そういったカビとは少し形が異なり、膜を覆っているような姿をしています。

検査では、顕微鏡検査だけで診断がつきました。

当院で行った治療は、

①抗真菌剤の投与(ネコさんが飲みやすいようなシロップにして)

②抗真菌シャンプーでの薬浴

です。

糸状菌症の場合、罹患しているワンちゃん、ネコちゃんがほとんど気にしていない・痒がらないことも多いです。

したがって、治療成果としては、脱毛が改善し、発毛してくるかどうかや、痂皮がむけて、皮膚がきれいになってくるかなどに注目し、経過を観察していきます。

治療後3週間ほどすると、毛も生えてきて、耳はきれいに生えそろってきています。

もう1度、治療前と治療後を比べてみましょう。

左が治療前の写真で、右が治療後の写真です。

糸状菌症は、最近非常によく診る病気(当地域で流行している??)ですが、長引く病気ではありません。

ほとんどの場合が、3週間から1ヶ月くらいの投薬により、発毛し皮膚が良化します。

アレルギーや犬アトピー性皮膚炎といった病気と比べると、上記の期間だけお薬を飲ませて、良くなれば、それ以降は飲ませる必要なく治療終了とすることができる病気です。

外にでる猫さんの場合は、再び外でもらってきて感染してしまうこともありますが、外から来て、現在は家の中でしか飼っていない猫さんの場合は再発することはほとんどない病気です。ワンちゃんの場合は、散歩に出る場合は、よく伝染する可能性があります。

また、注意しなければいけないのは、糸状菌症は、人獣共通感染症の分類に含まれ、ワンちゃんやネコちゃんの皮膚から、人間の皮膚に伝染します。人間側の症状とすると、糸状菌症を患っている動物さんを抱っこしていたり、手でナデナデしていると、その部分に、白い輪っかのような、あるいは赤い皮膚炎が出ることがあります。そういった場合は、お飼いの動物さんを治していくと同時に、人間の皮膚科を受診する必要があります。

動物から人間に伝染しないようにするためには、人間側が、しっかりと手洗い消毒をし、清潔を保つことが重要です。

お飼いのワンちゃん猫ちゃんに似たような症状がある場合は、1度ご受診下さい。

動物病院 京都

075-465-3330

皮膚科:院長 園田 祐三

    獣医師 坂口 邦彦

皮膚病の良好な治療経過をたどっている1例 2014年9月

2014年10月10日

動物病院京都 獣医師の坂口 邦彦です。

最近はずいぶんと冷え込む日が続き、夜はさらに急に冷えたりもしていますね。
こういった季節目の変わり目は、調子を崩しやすいのでしっかり体調を観察してあげてくださいね。

さて、今回は現在皮膚を治療し、良好な結果をたどったチワワさんを紹介したいと思います。

下の写真は初診時の様子です。首周りの皮膚は炎症がひどくなり、毛は抜け、皮膚はゴワゴワとした象皮様になっていました。背中や四肢(前足や後ろ足)にも脱毛や発赤が見られており、体からの分泌物で毛や体の皮膚は、かなり脂っぽくなっていました。

すぐにできる検査ではありますが、簡単に皮膚の表面からスライドガラスで、細菌やカビ、毛包にひそむ毛包虫などがいないかを顕微鏡で確認してみると、マラセチアというカビが検出されました。(右図の小さい雪だるまのような形のものすべて)

本来であれば、首元には、黒い毛がふさふさと生えているはずですが、マラセチアというカビが悪さをして、毛根ごと毛が完全に脱毛し、象さんの皮の様な皮膚(象皮様といいいます)になってしまっています。また股などには、多くの発疹が認められ、痒そうな様子が観察されました。

当院の基本的な方針は、皮膚病における「脱・ステロイド」なので

ステロイドを内服薬として用いない以下の治療を行いました。
① 当院サロン「ひまわり」にて、薬用シャンプーを用いた定期的な薬浴
② 痒み・赤みを抑えるスプレーの使用
③ ノミ・ダニ予防薬の投与
④ 内服薬(抗真菌剤)の処方

にて、治療を行いました。

治療開始1週間目の写真です。

治療開始から1週間がたつ頃には効果が現れてきました。

ゴワゴワとした象皮様の質感は、やわらかげな様子になってきました。

治療開始から3ヶ月目の写真です。

治療開始から3ヶ月たつと、

毛はしっかり生えてきて、皮膚もきれいになっています。

現在は内服薬などを用いず、定期的な薬浴のみできれいな皮膚の状態を保っています。

 

もう1度、治療前と治療後の写真を比べてみましょう。

左が治療前の写真です。右が治療後の写真です。

治療後の写真が、別の子の首元ではないかと思うくらいの良化です。

繰り返しになりますが、今回はステロイドなど強い治療薬を使用していません。必要なことは、正しい診断と治療と、それをやり遂げる努力です。

皮膚病は完治させるのが難しいこともありますが、治せない病気ではありません。すべての症例で、今回のようにうまく治療が進むというわけではありませが、適切な検査とそれに基づく診断、さらに適切な治療を最後までしっかりとやり遂げることで皮膚は良くなります。諦めてしまえばそこまでです。きれいな元の皮膚を取り戻すために、飼い主さんは諦めずに立ち向かってあげてほしいと思います。私達はその手助けをします。

当院では、基本的には皮膚病を治療していくにあたり「脱・ステロイド」宣言をしております。もちろん、必ずステロイドを使用しないというわけではないですが、今回の例の様に、皮膚病がかなり進行している子でも、ステロイドを使用せずにきれいに治ることも多いです。

皮膚病で悩まれている方や、ステロイドを使用せずに何とかできないかと考えられている方は、一度ご相談ください。

動物病院 京都

075-465-3330

皮膚科:院長 園田 祐三

    獣医師 坂口 邦彦

1月~8月の手術実績について

2014年8月18日

こんにちは。

動物病院 京都 院長の園田祐三 です。

最近バタバタしており、手術実績をのせれていなかったいませんでしたが、

当院では、

木曜日・日曜日以外のほぼ毎日、避妊去勢手術を含め様々な手術を行っております。

・避妊手術 犬猫

・去勢手術 犬猫

・腫瘍摘出術 皮膚 肝臓 脾臓など

・眼瞼腫瘍摘出術

・脾臓腫瘍摘出術

・膀胱結石摘出術

・椎間板ヘルニア  片側椎弓切除術

・膝関節脱臼整復術

・橈骨尺骨骨折整復術 プレート法

・大腿骨骨折整復術

・腸内異物摘出術

・歯石取り スケーリング ポリッシング 施術

・抜歯 施術

・腹腔内 腫瘍破裂 緊急手術

・鼠径ヘルニア整復術

・臍ヘルニア整復術

・乳腺腫瘍摘出術

・会陰ヘルニア整復術

・脳内腫瘍(髄膜腫)摘出術 大阪府立大学にて

などを実施しております。

また、落ち着いた頃にアップデートできればと思います。

当院における手術実績 2014年1月

2014年2月17日

動物病院 京都 院長の園田祐三です。

全国的に雪が降る中、京都はなかなか積もらないですね。

特に、当院の場所が今出川よりちょうど南側なので、ちょっと北に行くと吹雪いているが、戻ってくるとみぞれということがよくあります。

わんちゃんもしもやけになってパッドが皮膚炎になったりすることもあるので気をつけて散歩に行ってあげるようにしましょう。

 

さて、当院の1月の手術をまとめてみました。

当院では、休診日である木曜日と、昼の時間の少ない日曜祝日以外は手術を行っております。

まずは、前半の手術日程です。

1月1日~3日 祝日診察

1月4日 歯石取り・フッ素加工による研磨・抜歯(8歳・トイプードルさん)

1月5日 日曜日

1月6日 犬の避妊手術(6ヶ月 トイプードルさん)

1月6日夜 緊急手術・子宮蓄膿症(13歳半・ミニチュアダックスさん)→入院後回復し無事に退院しました

1月7日 犬の避妊手術(9ヶ月・チワックスさん)

1月8日 犬の後肢の腫瘍摘出術(7歳・ヨークシャテリアさん)

(近くの仲の良い先生とレーザーを使用し手術しました)

1月9日 休診日

1月10日 犬の去勢手術(7ヶ月・トイプードルさん)

1月11日 猫の避妊手術(10ヶ月・日本猫さん)

1月12-13日 日曜祝日診察

1月14日 犬の避妊手術(1歳2ヶ月・パピヨンさん)

1月15日 猫の皮膚の腫瘍摘出術(13歳8ヶ月・スコティッシュフォールドさん)

 

続いて、1月の後半の手術日程です。

1月16日 休診日

1月17日 昼間・緊急手術 子宮蓄膿症 (9歳11ヶ月・チワワさん)→順調に回復し無事に退院しました

1月17日 肛門周囲腺腫切除・眼瞼腫瘍摘出・頭頂部腫瘍摘出・去勢手術(13歳1ヶ月・チベタンスパニエルさん)

1月18日 猫の避妊手術(7ヶ月・日本猫さん)

1月19日 日曜診察

1月20日 院内勉強会

1月21日 犬の避妊手術(8ヶ月・ゴールデンレトリバーさん)

1月22-23日 休診日

1月24日 手術無し ダックスさん2頭の超音波検査などドッグドック

1月25日 猫の去勢手術 2頭(8ヶ月 日本猫さん 2頭)

1月26日 日曜診察

1月27日 猫の避妊手術    (不明齢 日本猫さん)

1月28日 犬の犬歯切り (4歳 日本犬さん)

1月29日 犬の避妊手術 (1歳 ミニチュアダックスさん)

1月30日 休診日

1月31日 犬の去勢手術 2頭 (8ヶ月齢 トイプードルさん 2頭)

1月の手術総件数が20頭。(手術可能日 17日間)

1歳未満:55% (11/20頭)

1歳~8歳:20% (4/20頭)

8歳~12歳:5% (1/20頭)

12歳以上:15% (3/20頭)

不明:5% (1/20頭)

でした。

動物病院 京都

院長 園田 祐三